生活科学部 生活文化学科 教授、下田歌子記念女性総合研究所所長
高橋 桂子(たかはし けいこ)
TAKAHASHI Keiko
専門分野?専攻 | 専門は「生活経営学」(family resource management)、生活経済学(household economics)です。生活経営学は、自分や家族が持っている知識、体力、時間、エネルギー、経済力や友人関係などを活用して、現在の生活環境をより自分らしい、より目指す空間(well-being)に再構築しようとする学問です。 |
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最近の研究テーマ等
◎「大学生の金融リテラシー」:大学生になるとおカネとの本格的な付き合いが始まります。金融経済に関する知識、判断力、そして未知なものと接するときは勝手に判断せず相談するという受援力を持つことが大事です。家庭での教え(family socialization)、学校での学びが貯蓄?投資行動やさらには奨学金活用?返還にどのような影響を与えているか、大学生を対象に国内?国際共同研究を行っています。
◎「父親の家事参加と子の非認知能力?キャリア選択」:共働き世帯のワーク?ライフ?バランスを研究する中で出会ったテーマです。父親の家事参加と子の非認知能力やキャリア選択、お金の付き合いの関連に焦点を当てて共同研究に取り組んでいます。この研究は博士論文を主査としてご指導いただいた石井クンツ昌子先生に出会って取り組み始めたテーマです。
主な担当授業と概要
家庭経営学1、2
社会の最小集団である家庭を長期間、安定的に営むには、企業同様、家庭にも経営という視点が必要です。そのためには、確実で幅広い知識、時代を読み解く目とセンスが求められます。家庭経済(所得税、公的年金、奨学金)や消費生活(契約自由の原則)と直接金融商品について学びます。
生活経済論
大学卒業後は、日々の仕事と家庭の調和、住宅購入ローンの借り入れ?返済など、知識?智恵やスキルをもつことが必要です。預貯金など間接金融型商品に加えて、債券、株式や投資信託など直接金融型商品について学びます。「金融?経済?そして数字に強い女子」の育成を目指しています。
受験生へのメッセージ
生活経済学や家庭経営学の学びは、自己と対峙する貴重な機会を与えてくれます。社会に出る前に自然豊かな日野で思いっきり感性を研ぎ澄まし、建築も素晴らしい図書館で知力を磨きませんか。キャンパスライフは4年しかありません。日本全国を旅行する、ボランティアに励む。そんな大学生はとてもcharmingです。社会では当然のことながら高い「専門性」が要求されます。品格高雅でかつ高い知性をもつ、素敵なレディをめざしませんか。