卒業生及び企業に対するアンケート結果の報告について(2023年度調査)
在学中に身に付けさせたい学力や資質?能力及び養成したい人物像に照らして、学生の卒業後の進路?就職状況等から、教育の成果や効果を検証するために、卒業生及び内定先企業に対するアンケートとインタビューを実施しました。
卒業生及び企業の採用担当者様より得た回答について集計結果を報告します。
卒業生アンケートの集計結果について
【集計結果】
卒業生回答数:14件
【主な回答内容】
①学生生活への満足度
「学生生活をとおして成長できた」及び「学生生活に満足している」という回答が85.7%で、学生生活に対して肯定的な回答が多かった。
<主な意見>
?満足度は100点。最新老虎机-老虎机游戏@の立地の影響があるのか、企業とコラボした授業やキャリアサポート部のプログラムが多く、楽しかった。低学年時から社会との接点を持つことが出来、それらの課題について考察する経験が出来たので、社会に出てからも業務上の課題に向き合うことがスムーズに出来た。
?満足度は80点。特に授業や国際交流は楽しく充実していた。大学3年次に行ったワシントン大学の語学留学や、ゼミ合宿でタイに行き、フィールドワークやホームステイを経験したことで、グローバルな視野を獲得し、コミュニケーションスキルも向上したと感じる。一方、自分に合うサークル選択が出来ずに、1年で辞めてしまった。
?満足度は100点。学生側がやりたいと企画したことに対して先生方がとても協力的で沢山サポートして頂けた。
②在学中に身につけておきたかったスキル(複数回答可)
「PCスキル(Word、Excel、PowerPoint等のoffice)」が85.7%で一番多く、次いで「ITスキル(ITパスポート相当の知識、プログラミング等)」が64.3%と、ITに関するスキルや資格取得に関する要望が多かった。
<主な意見>
?Excelの勉強を卒業までにしておけば、仕事をもっとスムーズに進められたと感じる。新人研修で教えてくれるわけではないので、業務をしながら独学で理解するのに時間がかかった。また、IT企業なのでITパスポート等、情報系の資格取得の勉強をしていれば、もう少し業務もスムーズに進んだ。
?Microsoft officeの勉強、特にExcelの勉強をしておくべきだった。業務で数値分析を行うため、関数作成やグラフ作成が出来ないと業務にならず困った。関数は準備されていても、中身がわかっていないと分析できないこともあり、新人1年目は本当に苦労した。
③社会に出てから役に立った授業
<主な意見>
?メディア関連の仕事についているため、メディア系授業が役立っている。また、メディア以外でも、幅広く興味のある分野を学べる環境が整っているのが良かった。
?キャリア関連の授業が面白かったし、社会に出てから役に立った。特に印象的なのは、企業の女性管理職から話を聞く授業。日本で女性管理職比率が上がらない理由や、そもそも女性が管理職を目指さない原因を理解できた。この経験から、自分は絶対に管理職になってやろうという想いが芽生え、今では社内の若手で一番の出世頭になることが出来た。
企業採用担当者様アンケートの集計結果について
【集計結果】
企業採用担当者様回答数:58件
【主な回答内容】
①企業採用担当者の本学への印象
「就職支援が充実している」という回答が70.7%と最も多く、次いで「伝統や実績がある」が69.0%、「教育内容が充実している」が60.3%で、「社会で役立つ力が身につく」が55.2%と、本学の教育及び就職支援が高い評価を得ていることが分かった。
<主な意見>
?大学としては、伝統があり堅実なイメージはあるが、近年の学生は活発な印象。
授業や正課外のプログラムでグループワークが多いからと聞くが、特に実践の学生はパワフル。他の女子大学は静かな印象がある。
?先進的な取り組みをしている印象。教職員が学生と社会との接点を積極的に作っていると感じており、大学が企業や団体とこんなに沢山コラボするのかと驚いた。大学との連携を考えるきっかけになった大学。
②企業が採用時に評価する学生時代の取り組み
「学業への取り組み」と「部活動?サークル」が77.6%で最も多く、次いで「アルバイト経験」が72.4%であった。
<主な意見>
?取り組み内容は問わない。プロセス重視。自身で選択し、主体的に取り組んだかどうかが重要。どういう意思をもってどのように取り組んだかを語ってほしい。1年目から色々チャレンジできる土壌があるため、入社後に活躍できるかどうかの判断材料としている。
?取り組み内容は問わない。自分で意思決定をして取り組んだ経験か、他責ではなく、自分事として行動したかどうかを問う。当社は完全に実力主義のため、言われたことしか出来ない人材では困るため、そこを見極めている。
③入社時までに習得して欲しいスキル
「PCスキル(Word、Excel、PowerPoint等のoffice操作)」が67.2%で最も多く、
次いで「IT知識?スキル(ITパスポート資格取得相当、プログラミング経験等)」が32.8%、「語学力」が15.2%で、現状では入社時点で語学力を求める企業はあまり多くない結果となった。
<主な意見>
?特にないが、ITの基本知識やofficeの基本スキルは必要になるので、出来れば勉強しておいてほしい。ITスキルは業種職種を問わずあった方が良い。
?エンジニア職の場合はITパスポートレベルのIT知識、エンジニア以外でもExcelで関数を組めるレベルの知識はあった方が良いが、マストではない。
アンケート結果の活用ついて
キャリアサポート部では、今回のアンケート結果をもとに、以下のとおり改善活動を行います。
?教育活動等の改善
?資格取得、特にITスキル向上に向けた支援の充実化
?在学生向けキャリア支援の充実化
?低学年向け成長支援の充実化
以上
2024年3月29日
学生総合支援センター