ビジネスプランニングの授業で、株式会社クロス?マーケティンググループ、株式会社トキオ?ゲッツの皆様に対し、企画提案発表を行いました
現代生活学科1年生の必修授業「ビジネスプランニング」では、株式会社クロス?マーケティンググループ、株式会社トキオ?ゲッツとのPBL(Project Based Learning)を行ってきました。2025年1月15日(水)の授業では、これまでの検討結果を基に、両社の皆様に対して、企画提案発表を行いました。
ビジネスプランニング授業紹介
ビジネスプランニングの授業は、現代生活学科の1年生の必修授業です。同授業は実際の企業が抱える問題や課題をケーススタディとして、その解決策を検討し、ビジネスモデルを構築、提案するという内容の授業です。実際の現場においては、個人で仕事をするだけでなく、グループで仕事をすることも多いため、授業では、最初にグループワークの基礎を学びます。その後、経営学の観点からビジネスプランニングの方法を学んでいきます。そして、授業後半では、これまでの学修成果を活かし、実際の企業が抱える問題や課題の解決に取り組むという内容です。今年度は、株式会社クロス?マーケティンググループと株式会社トキオ?ゲッツのご協力により、「女子大生に好まれるキャラクターの提案」という課題に取り組みました。
当日の発表内容
当日は教室と株式会社クロス?マーケティンググループ、株式会社トキオ?ゲッツの皆様をオンラインで繋ぎ、9グループの学生たちが企画した内容の提案発表を行いました。学生たちは既存の人気キャラクターに含まれる要素やキャラクターが情報発信に活用しているソーシャルメディアアカウントの運用状況などを調査した上で、動物をモチーフにしたキャラクター、人間型のキャラクターといった、様々なキャラクター案を提案しました。また、ソーシャルメディアを活用したキャラクターのPR方法や商品展開の提案も行いました。当日は株式会社トキオ?ゲッツ代表取締役の小笠原亨氏を始めとした、ご参加頂いた企業の方から提案内容のフィードバックを頂きました。
学びの成果
ビジネスプランニングの授業は1年生の必修授業です。そのため、多くの学生にとっては、実際に社会で活躍する企業の皆様を前に、自分たちの考えた内容をプレゼンし、その内容について質疑応答を受けるのは、初めての挑戦となりました。授業ではグループワークを進める方法や様々な分析手法を学修してきました。その成果を活かして、実際の企業が抱える課題に対し、学生ならではの視点や感性も取り入れながら、企画立案した内容を企業の皆様にプレゼンする。そして、そのフィードバックを受けるという一連の経験自体が大きな学修成果になったことと思います。この度は、このような貴重な機会を頂きました、株式会社クロス?マーケティンググループ、株式会社トキオ?ゲッツの皆様に、この場を借りてお礼を申し上げます。
授業に参加した学生からのコメント(一部抜粋)
- 社会人の方にプレゼンをすることが初めてだったのでかなり緊張しましたが、伝えたいことをしっかり伝えられたと思います。また、発表後の質問は、本番から少し怖ったですが、班のみんなで少し悩んでしまうことがあったけれど、なんとか答えることができでホッとしています。今回の体験はすごく良い体験になったと感じました。
- 初めて企業提示の課題について考え、社会人の方から評価を受ける経験を通じて、実践的な課題解決の難しさやチームで協力する大切さを学びました。それぞれの案を出して、1つにまとまった時は嬉しかったです。他のチームでは、丸っこいや2頭身などの同じ条件のキャラクターが多数ありましたが、それぞれ全く違うイメージでとても面白いと感じました。キャラクターによってSNSの戦略方法が違う点も興味深かったです。
- 実際にビジネスの現場の最前線にいる方々の細かい指摘を受けられたことがとても貴重な経験になりました。単に女子大生に受けることだけを重視するのではなく実際にどのような視点からお客さんが見ているのかなどを考えさせられました。そして実際に自分たちでプロジェクト遂行していく中で、世の中のものがどのような流れで売れていっているのかを調査することで新たな視点で流行を追うことができるようになりました。マーケティングはとても奥が深く、商品のことだけでなく購入した側の人の視点にも立って物事を考えていく必要があると改めて感じることができました。
- 今回の授業を通して、さまざまな人のニーズに応えるようなキャラクターを考案すること、また、それを発信することの面白さを知った。伝えたいことをうまく言葉にしていくことはとても難しいことだが、それにもしっかりとチャレンジすることができたと思う。また、本日の発表では完全に満足できる仕上がりにはならなかっだが、それでもグループの班員と力を合わせてそれぞれの役目をきちんと果たすことができていたと感じる。将来自分が社会人になった時にもこの授業の内容が生きると思っている。少し社会に出て会社に自分も勤めてこのようなプレゼンができることが楽しみになった。
- 今回の授業を通して、企業提示の課題に挑戦するという経験は、非常に難しいと感じました。特に、事前に想定していた質問が実際には全く来なかった場面があり、自分の考えや準備がいかに浅かったかを痛感しました。もちろん設定を考える時には背景はあったものの、すんなりと出てこなかったり自分の考えが偏っていたり、幅広い視点を持てていなかったことに気づかされ、社会人の方々の視点の鋭さや経験の深さを実感しました。同時に、このプロジェクトを行う過程で、自分の足りない部分を明確に把握する良い機会にもなりました。反省点は多かったものの、自分にとって大きな学びとなり、次回はより柔軟な発想と準備で臨もうという意欲につながりました。また、グループワークの楽しさも分かりました。この経験を今後の成長の糧にしていきたいです。