【幼児保育専攻】保養協関東ブロック学生研究発表会に参加しました
先日開催された、全国保育士養成協議会の関東ブロック協議会「第38回 学生研究発表会」において、幼児保育専攻4年生のKさんが発表を行いました。
本学の学生たちは、積極的に地域密着型のボランティア活動に取り組んでいます。日野市の子育て支援施設でボランティアを続けてきたKさんもその一人でした。彼女は卒業研究で、子育てひろばにおけるボランティア体験を通して得られる保育学生の学びに着目し、そのありようを明らかにしようと決めたそうです。
調査の手順は、まず先行研究をたくさん読み、すでに明らかになっている事柄を把握することから始まりました。続いて、子育て支援のボランティア体験がある学生を対象としたアンケート調査を夏から秋にかけて実施しました。これらを踏まえながら、最終的にKさんご自身の十数回に亘るボランティア体験を基にしたアクション?リサーチを経て、総合的な検討を試みます。
Kさん作成スライドよりご本人の許可を得て転載
その結果、子育てひろばのボランティア活動から得られる学びは、図示された7点に大別できるそうです。大学で開講される免許?資格の取得に係る必修科目は、どれもとても大切な学びです。しかしKさんは、子育てひろばのボランティア体験を通して、法定科目や実習からは得難い、お子さんの保護者と会話する機会や、子育て支援に期待される専門性にふれることができたといいます。これらの体験を通して得られた豊かな学びは、保育学生のこころと人生をより豊かにし、きっと周りの方々の「こころのともしび」となることでしょう。Kさん、本当によく頑張りましたね!
このように、キャンパスの外にもたくさんの学びが待っています。実践女子大学は、幅広い学びを保障し、学生一人ひとりの育ちを支援する大学です。
(文責:野尻 美枝)