【幼児保育専攻】全国保育士養成協議会関東ブロック協議会 第39回学生研究発表会
「全国保育士養成協議会関東ブロック協議会 第39回学生研究発表会」が2月27日に開催されました。関東地区から25団体が参加する中、幼児保育専攻4年生のOさんとSさんが、本学を代表して卒業研究の成果を発表しました。
Oさんは、「外国にルーツをもつ子どもの友だちとの関わり-保育所における観察調査を通して-」と題して研究しました。子どもたちの仲間関係に着目したOさんは、一人ひとりの子どもの気持ちを丁寧に描出して考察を重ねました。その結果、友だちとの関わりにおける困り感は、外国にルーツをもつ子どもにとどまらず、日本語を母語とする子どもたちも感じていたことに気づき、保育者の配慮や援助を要する状態は、集団全体にかつ複合的に生じていることを明らかにしました。
この視座は、保育において大切な気づきであり、これまでほとんど指摘されることのなかった新しい知見といえるでしょう。豊富な事例をはじめ、保育を学ぶ在学生にもぜひ伝えたい研究成果でした。
Sさんは、「ジェンダーフリー保育に向けて-保育現場のジェンダーバイアスの調査から-」と題し、5歳児を対象に塗り絵や連結式問題を用いた課題実施型調査等を行いました。その結果、将来の夢に関する質問では、男児が乗り物の運転手、女児がパティシエを複数人回答したのに対し、男児がパティシエ、女児が運転手を選択することはなく、子どもたちの職業意識や色彩認識等にジェンダーバイアスがあることを明らかにしました。Sさんは、国内外の先駆的な取り組みも調査し、具体的な提言も行いました。
本テーマは、現在の日本の保育において萌芽的であり、だからこそ問題提起のきっかけとなる研究だといえるでしょう。保育者へのインタビューも行っており、深みと説得力のある研究成果でした。
二人とも、4月から公立保育園の保育士として活躍が期待されています。これまでの歩みが、子どもたちと彼女たちとの新しい生活をそっと支えてくれますように???応援しています。
なお、他の学生の卒業研究の一部は、オープンキャンパスにて、ポスターでご紹介する予定です。直近ですと、3月22日(日)?29日(日)の10時?13時にオープンキャンパス開催します。また、2026年度のオープンキャンパス日程も決定しました!ぜひお越しください。お待ちしております。
(文責:野尻 美枝)







