“リーホー(こんにちは) &ドーシャー(ありがとう)” from 近くて近い台湾? by 異文化コミュニケーションゼミ(中村グループ)
今回、流暢な日本語で台湾の歴史や生活文化、社会情勢等について私たちに教えてくださったのは郭書瑜(カク?ショユ)さん(一橋大学大学院社会学研究科)。まさに台湾の今を知る機会を与えてくださいました。新総統である頼清徳氏がどう台湾を導いていくのか、眼が離せません。同氏の就任後に中国が取った動きに、当の台湾の人々は驚かなかったことに、ゼミ生一同は認識を新たにしました。

カクさんからは台湾について食文化から社会問題まで幅広い話題を展開いただきました。特に、カクさんの研究分野である社会運動などを中心にお話を聞かせていただいて、私たち人間社会学部の学生にはとても有意義な時間になりました。また、お話しを聞いて特に印象に残ったのは中国との関係についてです。台湾に住む人々のアイデンティティについてお話ししていただきましたが、これからどのように変化していくのか、関係はどうなるのか、ニュースで注目していきたいと思います。アイデンティティの他、台湾では同性婚が認められていることもあり、多様性重視している素敵な国だと感じました。今回お話を聞いて、台湾について理解が深まり大変勉強になりました。カク?ショユさん、ありがとうございました!(杉村)
台湾出身のカクさんから、台湾のB級グルメ&高級グルメに始まり、社会状況についてのお話を聞かせていただきました。私たちのゼミのモットーは「その国のことは、その国の人に聞け」なのですが、今回の授業では実際に話を聞くことの大切さがとりわけ感じられました。今まで、知りたい国があったら、実際に現地に行くことでその国を知ることが出来ると考えていました。一方で、短期滞在では見えてこないものもたくさんあると思います。私は、台湾を訪れたことがありますが国の現状について、特に政治についての動きは観光では感じることが出来ませんでした。一方で、カクさんのお話から多くのことを学ぶことが出来ました。今後も、自分自身で調べ理解を深めていきたいです。今回は、お話を聞かせいただきありがとうございました。(中村)

今回の授業では、台湾出身のカク?ショユさんに、主に台湾の食文化、移民問題、政治問題についてお話をお聞きしました。日本と台湾は、地理的にとても近い位置にあるので、文化的にも似ている部分が多いだろうと勝手な解釈をしていましたが、台湾は先住民族のみで構成されていた時代が過ぎ、ポルトガル、オランダに「発見」され、年月をかけて移民が成立させた地域であり、現在は東南アジアからの移民が増加している移民社会であり、アイデンティティがかなり複雑であると学びました。他にも抗争運動や闘争が長くあったために、マイノリティの人も自分でアジェンダを決め運動に参加するなど、政治参加に意欲的だと学びました。これは、現代の日本とは大きく異なる点だと思います。(柳井)
カクさんのお話は、台湾の人権運動や市民運動の話、若者の政治参加の意欲が高いということなどなど、とても勉強になりました。普段、台湾について台湾の方に直にお話を聞ける機会がないため、貴重な時間を過ごすことができました。特に印象に残っているのは、クォーター制度についてです。各選挙区において四人が立候補する場合、そのうち少なくとも一人は女性にする制度です。台湾は女性の社会進出が進んでいますが、それはこのような制度による女性の政治参画の影響なのかと感じました。また、国全体で女性の政治参画を後押ししてくれているようにも思えます。私自身が女性であるからこそ、このような女性の政治参画のお話や社会進出のお話は、とても興味深く、より深く学んでいきたいと思いました。カクさん、貴重なお話を大変ありがとうございました。(尾花)