6/23 プレイバックシアターの役者さんをゲストに特別授業を実施しました!
6月23日(木)に「ドラマコミュニケーション」(選択科目)の授業で、プロの役者の皆さまをゲストに招いた特別授業を行いました。
特別講師にはリトルアス?プレイバックシアターの皆さまがお越しくださいました。
「プレイバックシアター」とは、観客や参加者が自分の体験した出来事を語り、それをその場ですぐに即興劇として演じる(語られた実話を再現する)独創的な即興演劇です。
劇という芸術的な側面を持つ一方、ストーリーを通して「自分のことを語り、他者の気持ちを受け止め、それらを表現する」という人と人を繋げる面もあります。
その特性から共感や知恵、勇気や癒しをもらえると注目され、ワークショップや臨床、治療現場などでも幅広く活用されています。
今回の授業のテーマは「自己表現の幅を広げる~観る?語る?体感する~」
自分自身の気持ちや思い出を、プロの役者さんが表現する姿を拝見することで、
表現の幅と自由さを体感し、自己表現の幅を広げることを目標としています。
今回の授業では、3グループに分かれそれぞれお題に挑戦していきます。
まずは体を動かそうということで始まったのは、リーダーのストレッチの動きを真似するというものです。2アクションごとにリーダーが入れ替わり、真似をしていくのですがこれが意外と難しいんです!
お手本を見せてくださった講師の方々は自然とリーダーを交代出来ていたのですが、次は誰がやるのか?自分がリーダーを担っていいのか等、グループのメンバーの様子を見つつ行う様子が印象的でした。
続いて行われたのは、テラー(話す人)、造形師役(テラーの会話の感情を作り出す人)、粘土役(造形師に形作られる人)に役職を割り振って表現するというお題です。
テラーが「以前起こった感情が動いたこと」をテーマに、どのようなことが起きたかメンバーに話します。その話を受けて、テラーがどのような感情を持っていたか造形師役が考え、粘土役の人にポーズを指定していきます。
「手はこの位置に」「目はもっと大きく」「表情はにこやかに」など、細かい指示を受け、粘土役がポーズを変更していきます。この時粘土役は自分の意志は出さず、指示されたポーズのみ取っていきます。最後にテラーが粘土役のポーズを見て、実際起きた出来事の感情を表せているか判定するというのが、このお題の一連の流れです。
テラーの話を聞き、感情を理解し表現に繋げるという要素が求められるお題です。プロの役者さんの演技を見て、学生は最初出来るかどうか不安そうでしたが、グループで実際に行ってみると、表現をする楽しさが出てきたようでした。
最初は造形師役も粘土役にポーズを指定することに遠慮気味でしたが、プロの役者さんのアドバイス等もあり、中盤頃には皆役割を楽しく取り組んでいるのが印象的でした。
リトルアス?プレイバックシアターの皆さま、久保田智之先生、貴重な機会をありがとうございました!
「ドラマコミュニケーション」は、演劇的手法を用いて社会人として必要なコミュニケーションスキルを学びます。
他にはどんな内容を学べるのか?授業で身につく力はなにか?
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