現代生活学科学生のプログラムが、日野市の補助金に採択! 企画した平和学習イベントで「子供たちに平和を考えるきっかっけにしたい」

生活科学部現代生活学科4年の中村水貴さんが、日野市の2024年度の平和活動推進補助金の公募に申請し、自身の企画した平和学習プログラムが採択されました。2021年度から補助金の交付が始まり、毎年補助対象者が決定していますが、本学の学生が補助金の交付対象になるのは初めてのことです。「平和」をテーマとして、市民、学生らの主体的な文化芸術活動?学習活動を支援するためのもので、今回は、中村さんが提案したイベントをはじめ、コンサートや写真展、調査研究発表など5つの事業で交付が決定しました。
中村さんが企画した平和学習プログラムのタイトルは「みんなでつくる『人生100年時代の平和学習プログラム』~本でつながる平和のワ~」で、2回に分けて実施するイベントです。
1回目は、参加した子供たちが、閉館した日野市立中央図書館の書庫を探検。さらに、日野市の戦争の記憶を郷土資料館の学芸員に解説してもらった後、中村さんがセレクトした戦争や平和をテーマにしたたくさんの絵本の中から、子供たちが気に入った絵本を一冊選ぶというところまで。2回目は、子供たちが、自分が選んだ絵本について、おすすめポイントや絵本の魅力を、市民向けに発表するブックトークを行います。イベントの成果は、後日、リーフレットを作成して市民に報告するというものです。
地域?生活文化ゼミ(須賀ゼミ)の活動を通し、地域課題解決や住みやすい街づくりなどにも取り組む中村さんは、「本が好きな子供たちと、図書館を使って戦争や平和について自分事として考えるきっかけにしたい。子供たちが考えたことを広く市民の皆さんと共有したい」と意気込みを語っています。