ユーザビリティハンドブック

著書の紹介

 ユーザビリティハンドブック

 『ユーザビリティハンドブック』編集委員会、共立出版、18,900円(税込み)


 ひょんなことからメールがあり、それで電話があり、いくつかの項目について執筆することになった 。『SD法』、『可視化』、『概念的カテゴリー』、『ブラインドテスト』、『プラシーボ(プラシボ)効果」の5項目である。
 ユーザビリティと言えば、ISO 13407のプロセス定義を思い出す。使いやすい製品、環境は個々の状況によって異なるのだから、その条件を明記することはできない。個々の状況に適用する共通性のあるプロセスとして定義しよう。出力は別個のものとなっても構わないではないか。そういうことだろう。その斬新さが記憶に残っている訳だ。
 プロセスは、データを収集し、解析し、調整し、また収集する。いわゆるPDCA(Plan→Do→Check→Action)サイクルとして記述されるだろう。そこには、様々な道具が必要となってくるし、道具の使用法のノウハウも必要だろう。上記の項目は、そういった事柄に関わるものとして選出されたのだと解釈している。
 著名な先生方が多くのページを執筆しているようなので、研究室には1冊あってもいいのではないだろうか。

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