地域の栄養改善を目的とした活動
<指導教員>辛島 順子
<発表期間>2023年11月11?12日(常磐祭)11月25日(本学ホームページ)
<発表場所>日野キャンパス常磐祭、ホームページ
1)日野市多摩平の森自治会の活動支援(学外)
自治会と協働し、男性を対象とした料理教室を継続する。日野市多摩平の森自治会は、自治会と住民が協働した活発な活動を展開し、多くの住民に対する通いの場を提供してきたが、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、一時期はほとんどの活動が休止もしくは活動回数が減少していた。栄養教育研究室では、2021年度から料理教室再開のサポートを行ってきたため、引き続き男性を対象とした料理教室を支援し、コミュニティオーガニゼーション(地域住民が自らの課題を解決していくこと)の継続に貢献できる活動を行う。また、今年度は自治会と栄養教育研究室が連携した料理教室の開催が第30回を迎える予定である。第30回という節目の年になるため、これまでの活動を振り返る内容の報告書(小冊子)の発行を予定している。
2)こども食堂の活動支援(学外)
2023年3月から、神明橋地区センター(神明児童館2階)で開始したこども食堂の活動支援を行う。生活文化学科の教員?学生と連携予定である。こども食堂の運営方法や利用するこどもたちの生活についての理解を深め、社会の課題を知ることにより、汎用的な力を身につける。
3)常磐祭展示(学内)
2023年度常磐祭において、来場者を対象に、ベジチェック?体成分測定と関連する展示を行う。これらの測定は、簡易的に自分自身の健康状態を把握することができるため、来場者の健康保持増進への意識を高めるきっかけづくりとなることを目的として、来場者の健康づくりを支援する。
News
2023年度
常磐祭での展示内容

①日野市多摩平の森自治会の活動支援
自治会と協働で実施した男性を対象とした料理教室についてパネル展示を行った。パネルには、料理教室のメニューや調理中の様子の写真とともに、参加した学生の感想として以下を掲載した。
?今回、料理教室に参加させていただいて、いろいろな人との関わりができました。そしてそこから料理だけではなく、自分にはない考えを学ぶことができました。これからもみんなで協力する大切さを感じていきたいと思います。
?今回料理教室に参加してくださった方々は、皆さん非常に手際が良く教える隙が無いほどでした。
今後も、料理教室が料理を学ぶ場であり、参加者が人とのつながりや共食することの大切さを感じられる場であってほしいです。

②こども食堂の活動支援
2023年3月から、神明橋地区センター(神明児童館2階)で開始したこども食堂「みんなのクレヨンランチ」の支援についてパネル展示を行った。パネルでは、こども食堂で実施している食育クイズなどを紹介した。

③健康チェック(Inbody?ベジチェック?)
常磐祭2日間で、Inbodyを用いた体成分測定を72名、ベジチェック?を用いた野菜摂取量(推定)の測定を93名に実施した。また、測定結果に関する展示と学生による説明を行った。野菜の摂取を促す取組として、南多摩保健所と連携し、日野市の「野菜メニュー店MAP」の配布も実施した。