生活科学部 食生活科学科 准教授
森川 希(もりかわ のぞみ)
MORIKAWA Nozomi
専門分野?専攻 | 公衆栄養学、栄養疫学 |
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最近の研究テーマ等
食事調査の手法、特に食塩摂取量の評価法についての研究をすすめています。
栄養指導は、どのような目的であっても、まず対象者の今の栄養状態や食生活状況を評価することから始まります。例えば、エネルギー摂取量が適正かどうか(食事量が活動量に見合っているか)は、身長と体重のバランスや体重の変化をみることである程度わかります。しかし、栄養素摂取量に関してはそうはいかず、食事調査が必要になります。その方法は正確であるほど実施が難しく、簡単であるほど精度が低くなります。当研究室では、栄養調査の実施者?被調査者にとって最良の方法を検討するための調査を様々な観点から進めています。
主な担当授業と概要
公衆栄養学a、b(管理栄養士専攻)
わが国における公衆栄養活動の歴史、現在の健康?栄養問題及びこれらに対する取り組みの現状を知るとともに、適切な介入プログラムをマネジメント(計画、実施、評価、改善)するための理論や実践方法を学びます。
栄養疫学実習(管理栄養士専攻)
科学的根拠に基づく栄養学(Evidence-based Nutrition)を実践するための基礎知識と、調査研究を行うための統計処理の基本を身に付けることを目的とした授業です。栄養関係の論文を収集してまとめたり、栄養調査データを使って統計解析の演習を行ないます。
趣味?特技
趣味: 語学、ピアノ、美術館めぐり
実践生時代は軽音楽部に所属していました。現在は顧問をしています。
受験生へのメッセージ
多くの方が、将来の就職を視野に入れて、進学先を検討されていることと思います。しかし、資格取得や就職だけが目的であれば大学以外の進路もあるはずです。自分のためだけに時間を使える時期は長くはありません。まずは「大学で何を学びたいか」が明確であったほうが、入学後の生活は充実したものになるでしょう。
入学後は、「実践に来て良かった!」と思っていただけるよう、幅広く皆さんをサポートできればと思っています。