文学部 国文学科 助教
齋藤 樹里(さいとう じゅり)
SAITO Juri
専門分野?専攻 | 日本近現代文学 |
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個人ホームページ | https://researchmap.jp/juri0215 |
教育研究情報 | 研究者情報データベースへのリンク |
最近の研究テーマ等
明治期から第二次世界大戦後にかけての文学を主な研究対象としています。なかでも明治20~30年代に批評家?小説家として活躍した斎藤緑雨(さいとう?りょくう)、昭和10~20年代を代表する作家の一人である太宰治を中心に研究を進めています。
文学作品の中に現れる歌舞伎や文楽といった〈芝居〉の表象に興味があり、〈芝居〉の引用という観点から物語を読み解いています。今日では高尚な趣味とみなされがちなこれらの〈芝居〉も、当時の人々にとっては身近で庶民的な娯楽の一つでした。そのような〈芝居〉が物語中に引用されることの意味や、それらを踏まえることで既存の物語の解釈をどう読み替えることができるのかを解明したいと思っています。
主な担当授業と概要
実践入門セミナー
大学生活で役立つ基礎知識を学ぶ授業です。なかでも「レポートの書きかた」「近代小説とは何か」というテーマを担当しています。わかったつもりになりやすい「レポート」「近代」「小説」という概念を再定義します。
趣味?特技
趣味:タイ語
特技:韓国語
受験生へのメッセージ
文学作品の読解には正解がない、という言葉をどこかで聞いたことがあるかもしれません。近現代文学の面白さは、論理的である限り、複数の正解が並立し得ることです。当時の文化や状況を考慮した上であれば、新たな読みがいくらでも可能なのです(もちろん明らかな「誤読」は存在します!)。
皆さんひとりひとりの解釈が複数の〈読みの可能性〉を開きます。実践女子大学で、皆さんの正解を見つけてみませんか?