文学部 美学美術史学科 専任講師
齋藤 達也(さいとう たつや)
SAITO Tatsuya
専門分野?専攻 | 西洋近代美術史。特に19世紀フランス美術史と日仏美術交流史。 |
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個人ホームページ | https://researchmap.jp/tatsuya_saito/ |
教育研究情報 | 研究者情報データベースへのリンク |
最近の研究テーマ等
①19世紀フランスの印象派の研究。モネ、ルノワール、ドガといった印象派の作品分析や、印象派芸術の受容の問題について研究を進めています。
②フランス近代における美術批評。美術批評家エルネスト?シェノーの美術論を特に研究しています。シェノーは、ウジェーヌ?ドラクロワ、ギュスターヴ?モロー、印象派、日本美術、イギリス美術など、幅広い対象を論じて、鋭い視点から多くの評論を残しました。そうした評論の検討を通じて、19世紀フランス美術の理解を深めています。
③西洋におけるジャポニスム。19世紀に日本美術が西洋で流行して「ジャポニスム」という現象が生まれました。西洋と日本の二つの文化の間で生まれた芸術作品や、異文化理解のあり方を研究しています。
主な担当授業と概要
「西洋近代美術史入門a、b」
この授業では18世紀から20世紀初頭までの西洋近代美術の展開を見てゆきます。西洋近代は絵画や彫刻の表現が大きく変化した時代です。様々な芸術運動が誕生した時代背景を確認して、代表的な芸術家と作品を取り上げて分析します。
「西洋近代美術史特講a、b」
特講aでは印象派に注目し、写真、女性画家、装飾画、美術市場などの多角的な観点からを見てゆきます。特講bでは、1890年代の芸術を取り上げ、象徴主義、アール?ヌーヴォー、ポスター、版画など、この時代を代表する多彩な美術分野を紹介します。
趣味?特技
フランスに留学していたので、日本でもフランス風のパティスリーやパン屋を訪れるのが好きです。外国語学習(フランス語と英語)は趣味とは言えませんが、いまだに継続しています。
受験生へのメッセージ
高校までは、美術の歴史を学ぶ機会はなかったかもしれません。大学で美術史を専門的に学ぶと、芸術作品を深く理解し、そして楽しむことができるようになります。自分自身の興味や関心の幅もきっと大きく広がっていくはずです。ある分野の知識や考え方を身につけると、物事の見え方や自身の考え方が大きく変わります。大学で美術史という学問を専攻することで、ぜひこれを体験してみませんか。