生活科学部 食生活科学科 教授
鈴木 浩明(すずき ひろあき)
SUZUKI Hiroaki
専門分野?専攻 | 臨床栄養学 |
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最近の研究テーマ等
●最近行ってきた研究
1.2型糖尿病の患者さんを対象に以下の研究を行ってきました
1)冠動脈疾患の予測
2)バランス機能と認知機能との関連
3)サルコペニア予防のための栄養療法についての研究
4)転倒の予測と予防
2.農研機構や筑波大学医学医療系橋渡し?臨床研究学との共同研究: 機能性食品を用いたヒト対象ランダム化比較試験:
●今後予定している研究
1.腸内細菌叢と血中代謝物質、NCDs(非感染性疾患)との関連に関する研究
主な担当授業と概要
臨床栄養学a/b
生物は、栄養を摂取し、それを代謝することで生命活動を行っており、栄養障害は生命の維持に大きく影響し、栄養が関係しない病気はないといっても過言ではありません。過栄養や栄養不良は病気の発症や経過に大きな影響を及ぼし、適切な栄養介入のためには、栄養だけでなく疾患に対する深い理解が必要となります。この科目では、栄養が関連する疾患について、その病態、診断?治療、栄養とのかかわりについて学習し、管理栄養士として栄養管理を行う能力を培うことを目標としています。
疾患?老化と栄養?食品
疾患や老化の原因には様々要因が考えられており、栄養との関連も数多く報告されています。一方で、科学的に根拠の乏しい、もしくは、ヒトでは十分に証明されていない健康法がメディアなどで取り上げられ、場合によっては健康を害することもあります。この科目では、糖尿病、肥満、動脈硬化、老化等をテーマとして、疾患の成因と栄養に関するエビデンスについて学修するとともに、それらを通じて得た知見をもとに「レシピ」を考案し発表します。
趣味?特技
クラシック音楽鑑賞、美術鑑賞、ジョギング、サッカー観戦
受験生へのメッセージ
管理栄養士は、健康的な食生活を推進し、人々の生活の質を向上させる重要な役割を担っています。医療や福祉、行政など多様な分野で活躍し、患者の食事療法や地域の栄養教育を行います。私は医師として長年、医療現場で管理栄養士と共に働き、栄養が病気の経過に大きな影響を与えることを実感してきました。とてもやりがいのある仕事だと思いますので、一緒に管理栄養士を目指していきましょう。