文学部 国文学科 教授
棚田 輝嘉(たなだ てるよし)
TANADA Teruyoshi
専門分野?専攻 | 明治?大正?昭和?平成?最新老虎机-老虎机游戏@の日本の近代文学、および、近代文化に関する研究。特に文学作品の生成に関する研究や、近現代のポップカルチャーの意味や意義に関する研究。 |
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最近の研究テーマ等
梶井基次郎?樋口一葉の直筆資料を使った研究。梶井基次郎については、彼の代表作「檸檬」の下書き稿「瀬山の話(仮題)」を本学が所有している。それを詳細に検討していくと、梶井の創作の過程を読み取ることが可能になってくる。樋口一葉についても、彼女の重要な「文学の営み」の一つでもある「日記」について、直筆の「影印版」があり、丁寧に読み解くことで一葉の日々の生活の背後にあるものが見えてくる可能性があり、興味深い。その他、相田みつをの中に流れる精神の有り様と日本文化の関連。マンガと文学とは表現方法においてどのように違うのか、主としてコマのあり方などを中心に研究。日本の流行歌史、特にフォークソングを中心に。
主な担当授業と概要
近代文学基礎講読
小説を読むとはどういうことか、韻文を読むとはどういうことか。これらの問題について、「最後の授業」?太宰治?芥川龍之介?村上春樹の小説や、谷川俊太郎?歌詞、さらに短歌や俳句、都々逸や五行歌などまで、広範囲の文学的な営みを対象として、読むことの意味について考えてみたい。
近現代文学基礎演習
マンガを学問する。マンガは現代において、サブカルチャー?ポップカルチャーを代表する重要な言語?絵画表現だと言える。しかし同時に、十分な学問研究の対象としての地位を確立してるとは言えない。それはなぜなのか? また、どのようなアプローチをすれば学問的な意味での研究対象になるのか、について、学生自身の試行錯誤?演習を通じて考えてみたい。
趣味?特技
日本の左開きマンガ収集?BD(ベデ)収集?海外で出版された日本マンガ収集。
受験生へのメッセージ
言葉を使うのは人間だけです。言葉で考え?言葉で行動する。ということは、言葉を研究すれば人間とは何かが分かるはずです。そうして自分とは誰かということも。国文学とは、言葉話通して人間の本質と歴史を探ろうとする学問です。言葉に興味のある人、人間に興味のある人。そして、小説や詩が好きな人。さらに様々な表現者たち(マンガ?アニメ?歌?演劇など)に興味のある人、は国文学科で学ぶと楽しいと思いますよ。