文学部 国文学科 教授
田中 靖彦(たなか やすひこ)
TANAKA Yasuhiko
専門分野?専攻 | 中国史学史、中国地域文化研究 |
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最近の研究テーマ等
三国志をめぐる言説を中心に、中国の歴史観について研究しています。(ここで言う「三国志」は、後漢末~三国時代の事象を広く指すものとして用いています)
中国では古くから、歴史を書き残すことを重視する伝統があります。その中でも後漢末~三国時代は、中国の長い歴史の中でも多くの注目を集め、盛んに語られてきました。しかし、これらの議論は、時代の流れの中で大きな変遷を遂げています。これを踏まえて私は、中国における三国志をめぐる言説は、実際の三国時代とは乖離し独自の発展を遂げた、中国文化の重要な一側面を形成していると捉え、研究を進めています。最近は、南宋における三国論を主なテーマとしています。
主な担当授業と概要
漢文学基礎講読a,b—『三国志』講読—
『三国志』を教材として、漢文の訓読と読解を基礎から学ぶと同時に、中国の歴史と文化に関する知識を深めることを目指します。
中国文学演習1,2
『史記』などの史料講読を通して、中国史と漢文学に関する知識を広く習得することをめざします。また、4年次における卒論執筆に備えるための演習も行います。