人間社会学部 社会デザイン学科 准教授
筒井 晴香(つつい はるか)
TSUTSUI Haruka
専門分野?専攻 | 哲学、応用倫理学、ジェンダー |
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個人ホームページ | https://researchmap.jp/tsutsuiharuka |
教育研究情報 | 研究者情報データベースへのリンク |
最近の研究テーマ等
専門は哲学、応用倫理学、ジェンダーです。近年は新しい科学技術が社会の中で生じる「倫理的?法的?社会的課題(ELSI)」について研究しています。これまで、大学院医学系研究科の医療倫理の研究室に在籍したり、工学系の研究所で自動運転技術のELSIを研究したりと、分野横断的に仕事してきました。また、アイドルファン文化、2.5次元文化、「推し」文化といったポピュラーカルチャーについても批評?研究の仕事があり、「推すことの倫理」についても書いています。今後はメディア技術と倫理といった観点から研究テーマを深め、技術とともにある人間の生き方や、親密な関係、大事に思うものについての価値観のあり方を捉えていきたいと考えています。
主な担当授業と概要
応用倫理学
新しい技術は人間ができることを増やす分、「してよいかどうか」の問いももたらします。「応用倫理学」では、現代社会や新技術が直面する倫理的課題について、考えを前に進めるための知識と技術を学びます。
身体論
美容整形、アバター、ソーシャルメディアとルッキズム…新しい技術は身体のあり方や捉えられ方が変わる可能性を示すとともに、迷いも生じさせます。様々な技術とともに生きる私たちにとっての「身体」について考えます。
趣味?特技
2.5次元舞台を中心とした舞台観劇。特にミュージカル『テニスの王子様』シリーズが大好きです。いわゆるオタクカルチャーに趣味でも研究でも関わってきましたので、そのようなテーマで研究してみたい方はお気軽にご相談ください。
受験生へのメッセージ
大学は、自分から好奇心を持ってアンテナを張っていれば、様々な新しい知識や経験が得られ、世界を広げられる場です。受験を乗り越えれば、自由で刺激的な場所があなたを待っています。ぜひ色々な経験を積んでください。同時に、何らかのテーマについてじっくりと本を読み、掘り下げて考えることをぜひ行ってください。お金や数字を稼ぐことだけが価値だと感じてしまいがちな世の中ですが、だからこそ学問の知に触れ、落ち着いて考える時間が重要です。