人間社会学部 人間社会学科 教授
山根 純佳(やまね すみか)
YAMANE Sumika
専門分野?専攻 | 社会学?ジェンダー研究 |
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最近の研究テーマ等
女性が家庭で担ってきた介護や子育てなど無償労働の「市場化」は、家庭内の女性の負担を減らす一方で、購入できる層とできない層の格差や、低賃金でケアを担う市場の女性労働者を生み出しています。「ケア」=誰でにもできる低賃金労働という評価構造を変えるためには、家庭内の労働とは異なるケアワークの専門性を理解していくことが必要です。一方で家庭内のケアをめぐっても、ヤングケアラーや高齢者介護など負担を抱え込笑まざるをない状況に置かれている人たちもいます。家庭であれ労働市場であれ、ケアを担う人の自己犠牲によってケアが保障されている現状を変えるための「ケアの公共化」の可能性について、実証的、理論的に考察しています。
主な担当授業と概要
ジェンダー論
ジェンダー研究の視点から、法、家族、労働市場、生殖、LGBT、グローバリゼーション等のテーマを取り上げます。女性解放運動(フェミニズム)によって社会が変動してきたのか、またこれからの社会の課題とは何か、ディスカッションを交えながら考察します。
女性と労働
男性が稼ぎ、女性が家事?育児?パートという男性稼ぎ手構造が生成された歴史的過程と、この構造の問題点について、女性の働きやすさや、育児?介護労働との関係から考えます。
趣味?特技
ジョギング、山歩き、スキー、アウトドア全般好きです。特にコロナ禍以降、体を動かすことにたくさん挑戦しています。学生さんと思いきりスポーツできる日を楽しみにしています。
受験生へのメッセージ
女性が一生働きつづけるためにはさまざまな障壁がありますが、このゼミではこのような構造をまず知り、そのうえで生き残るための戦略をいっしょに考えます。ぜひいっしょに勉強しましょう。