文学部 国文学科 教授
山内 博之(やまうち ひろゆき)
YAMAUCHI Hiroyuki
専門分野?専攻 | 日本語教育 |
---|---|
教育研究情報 | 研究者情報データベースへのリンク |
関連ページ | 大学院の教員紹介へのリンク |
最近の研究テーマ等
最近力を入れているのが、類義語の使い分けに関する研究です。「将来」と「未来」は似たような意味を持っているので、「子供たちの将来が心配だ」とも言えるし、「子供たちの未来が心配だ」とも言えます。しかし、「私は将来、プロ野球選手になりたい」とは言えますが、「私は未来、プロ野球選手になりたい」とは言えません。また、「すぐ」と「もうすぐ」も似たような意味を持っているので、「彼はすぐ来ると思います」とも言えるし、「彼はもうすぐ来ると思います」とも言えます。しかし、「大変だ。すぐ来てくれ!」とは言えますが、「大変だ。もうすぐ来てくれ!」とは言えません。このような類義語の使い分けのルールを探る研究をしています。
主な担当授業と概要
日本語教育文法-初級-
「エレベーターで遊ばないでください」という文には、まったく違う2つの意味がありますが、わかりますか。このようなクイズを解いてもらうことから始め、日本語の文法をわかりやすく解説していきます。
日本語教育学演習1
「近づく」と「近寄る」は意味が似ていますよね。しかし、「夏休みが近づいてきた」と言えるのに、「夏休みが近寄ってきた」とは言えません。どうしてなのでしょうか。このような問題について一緒に考えていきます。
趣味?特技
ソフトボール部の顧問をしています。一緒にソフトボールをしませんか?
先輩たちが優しく指導してくれるので、初心者でも大丈夫です!
勉強にもスポーツにも熱中して、大学生生活を完全燃焼しましょう!!
受験生へのメッセージ
「『焼き肉、焼き鳥、焼きなす、焼きうどん』などと言えるのに、なぜ『焼き卵』とは言えないのですか?」 日本語を学んでいる外国人から、こんな質問をされたことがあります。確かに、肉を焼けば「焼き肉」になりますが、卵を焼いても「焼き卵」にはならず、「卵焼き」になりますよね。えっ、どうしてなのか、その理由を知りたいって? それなら、ぜひ国文学科に入学してください! 一緒にその理由を考えていきましょう!!