2013.12.27
昨日の午後、年末恒例4年生の卒業研究進捗状況発表会を行いました。今年ははっきりと言ってかなりまずい状態にあります。例年ひとりやふたりはまずい状態の学生はいるもので、この時期ちょっと厳しめに指導したりするのですが、今年はどうやらみんな揃って進捗状況が悪いので、何だかこちら側に妙に危機感が薄れていたりします。このまま冬休みが明けてしまったら、半分以上が卒業できないかもしれません。冬休みといっても一週間ですが、この間にどれだけ分析を進めてこられるか、論文のストーリーを考えて来ることができるか、設計の基本が完了しているか、というところに期待をするしかないという状況です。2013.12.23
昨日まで2泊3日で愛媛出張。今年の調査の簡単な報告をしつつ、来年度の調査の打ち合わせなどをしてきました。金曜の朝に向かったのですが、愛媛県全域で強風のため、飛行機が松山空港に着陸できないかもしれない、とアナウンスされて、いきなりびくびく。何とか到着しましたが、強烈な風と雨、ところによっては雪模様。猛烈に寒かったです。金土は両日とも風雨で、昨日の日曜だけ天気が回復しました。この日は頑張って大三島まで足をのばし、伊藤豊雄建築ミュージアムを見てきました。遠かったけれども、展示も空間も面白く、ロケーションもよかったです。2013.12.11
12月も中旬に突入してきました。今年もあと20日ばかり。毎日あっという間に日が過ぎていくようです。最近はさすがに卒研生が連日作業に追われていますが、風邪を引いたり具合が悪くなっている人が続出中。マスク人口が増えてきています。インフルエンザはまだ出ていないのですが、何かの拍子で蔓延しないことを祈ります。2013.12.07
特定秘密保護法がついに可決されてしまいました。ものすごくどんよりした憂鬱な気分になっています。12月6日という日は、日本の国民の自由が剥奪され、民主主義が破壊された日として、記憶される必要があるでしょう。国会で何ら議論する素振りもなく、国民の声を聞く素振りもなく、限りない問題点に思いを馳せる素振りもなく、外国からの助言や懸念に耳を傾ける素振りもなく、意義を唱える者はテロリスト扱いをして、強行採決がなされました。その姿は、権力欲と自己顕示欲の強い小心者が多大な権力を握ったときの振る舞いそのものです。どんなにでたらめ振りが目につこうと、これだけ急いで強引に進めた理由は、採決が長引けば長引くほど、欠陥法案として問題点が噴出し、反対の渦が止められなくなる、ということ以外に考えられません。この法によって、国民の知る権利が阻害される恐れがある、と報道されていますが、「恐れ」ではなく、まさに阻害することを目的としていると考えるべきだろうと思います。お上の意見に意義を唱える者は弾圧し、国民がお上の言うことにひれ伏し自分の意のままに踊らせる、周りのうるさい国も武力でひれ伏させる、そうした国を目指す姿勢は終始一貫しています。国際的な理解を集め尊敬される国をめざそうとする姿勢は、寸分も見せることがありません。時を同じくして、南アフリカのマンデラ元大統領の死が伝えられました。日本は現在、マンデラの思想から最も離れた国に向かって邁進しています。一番の問題は、私たちがそうした国を望むのかどうか、というところにかかっています。2013.12.02
先週の金曜に、嵐を呼ぶ卒業研究中間発表会を行いました。今年は3限に授業があるため、ちょっと遅い14時45分からのスタート。終わったのは20時半過ぎだったので、6時間弱におよぶ発表会となりました。19題なので1題あたり15分強、予定通り順調に進んだといっていいかもしれません。スタートが遅かったので、今年は発表会後の打ち上げは無し。学生はどこかで食事をしに行って、そのままずるずると楽しんでいたようです。この先はいよいよ本格的な卒研シーズンとなります。卒業したければ、毎日来て作業を進めていかないと、とても間に合いそうにありません。2003-2013, Space Design Laboratory, JISSEN Univ.