【Vol. 06】 東京都公立保育所内定 Oさん
私は幼小コース所属ですが、保育士になる道を選択しました。ここに至るまでの私の4年間について紹介します。入学当初は小学校や幼稚園に関心があり、両方の教員免許を取得しようと迷うことなく幼小コースを選択しました。しかし、学んでいく中で、保育園や保育士にも関心を持つようになり、3年次の前期に保育士試験を受けようと決めました。1回で必ず合格する!という気持ちで勉強に取り組みました。勉強方法としては、ベースとなる参考書を購入し、それを辞書代わりとしながら練習問題に取り組み、分からないところは参考書に戻り確認をするということを何度も繰り返しました。その中で間違えノートを用意し、ページを半分に折り、間違えた問題をQ&A方式で記入していきました。毎日必ずそのノートに目を通すことで、間違えた部分の定着を図っていきました。実技試験については素話と弾き歌いを選択し、地道に練習を重ねていきました。このような方法でなんとか無事に保育士資格を得ることが出来ました。
資格を得た次は、採用試験です。都内公立保育所の受験を決意し、保育士試験と同じ方法で勉強に取り組みました。筆記試験では保育士試験の勉強が直結していることを実感しました。自分で決めた問題集を一冊、間違いが無くなるまで何度も解くことをしました。2次試験の面接は、先生、キャリアサポート部の方、さらに公務員試験担当の方に面接練習の時間をとっていただきました。そこで自分の話し方の癖を指摘してもらい、また、本番さながらの面接の雰囲気を感じさせてもらったことはとても有効であったと思っています。試験当日は想像以上に緊張しましたが、笑顔と挨拶、丁寧な受け答えを心がけ、無事に終えることが出来ました。
このような流れを経て、無事に都内公立保育所に合格することが出来ました。しかし、達成感と嬉しさの一方で、小学校と幼稚園での実習経験しかない私は、保育所のことをあまり知らないということに不安を感じていました。そのため4年次10月からの5ヶ月ほどですが、私立保育園でアルバイトをさせて頂きました。園によって様々であると思いますが、保育園の1日の流れや、乳児との関わりなどを実際に経験し、学ぶことが出来たことで不安を多少なりとも軽減できたと思っています。保育園でのアルバイト経験は非常に有意義でした。
私自身、卒業後の進路を考え始めるのが遅く、もう少し早く決めていれば各試験も焦ることなく受けることが出来たと反省もしています。しかし、3つの資格を取得したことで、将来の選択の幅を広げることができ、その点については非常に良かったと考えています。大学で学んだことを糧に、この春から保育士として頑張ります。
※文中の「保育所」及び「保育園」は、実際の表記をそのまま用いています。