人間社会学部 社会デザイン学科 教授
佐倉 統(さくら おさむ)
SAKURA Osamu
専門分野?専攻 | 科学技術コミュニケーション論、科学技術社会論 |
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個人ホームページ | https://researchmap.jp/sakura/ |
教育研究情報 | 研究者情報データベースへのリンク |
最近の研究テーマ等
科学技術と社会の関係、とくに科学技術に関する文化差を研究しています。最近はAIやロボットと日本文化の関係が興味の中心です。日本はアミニズムの伝統が強く、道具を生命のようにみなす風習が以前からあります。この特徴がAI/ロボットなどの先端技術にも見られるのではないかと考えています。韓国や台湾と日本との比較もおこなっています。また、日常生活と科学技術の関係の見直しもすすめています。新しい技術が登場すると、それによって生活や社会がどう変えられるかに関心が行きがちですが、歴史的には逆方向の、生活や社会の状況が科学技術を変えていくプロセスも大事です。このような「技術の社会的形成」が、AIやロボットにおいてどのように作用しているのか、関心をもっています。
主な担当授業と概要
社会情報学概論
「情報社会という荒海でおぼれずに泳ぎぬくための基礎体力を付ける」ことを目的に、「社会とは何か?」「情報とは何か?」といった問題について自分なりの見方ができるようになることを目指しています。
サステナビリティ論
サステナビリティは地球環境に限らず、社会や組織、そして人間個人にとっても重要な概念です。自分自身のサステナビリティと社会や環境のそれを連続したものとしてとらえ、自分ごととして把握することが目標です。
趣味?特技
音楽鑑賞(クラシック、ジャズ)、阪神タイガースのファン
受験生へのメッセージ
実践女子大学は、いろいろな分野について、明るくのびのびと学ぶことができる場所です。文系の学部にも情報やデータ科学が専門の先生がいて、今の時代に必要な幅広い視点と知識を身につけることができます。渋谷の大学周辺には博物館や美術館などの文化資源が多数あり、こういった地域の特性を取り込んだ授業もおこなっています。いわば、「渋谷という街がキャンパス」。みなさんと大学でお会いできるのを楽しみにしています!