文学部 英文学科 専任講師
柳田 亮吾(やなぎだ りょうご)
YANAGIDA Ryogo
専門分野?専攻 | 社会言語学、語用論、(批判的)談話研究 |
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最近の研究テーマ等
私たちがことばを用いて、いかに人間関係を作り上げ、維持しているのか、あるいは壊しているのかについて関心があります(研究分野としては社会言語学?語用論の中でもイン/ポライトネス研究と言われます)。最近は、政治とことばについて研究しており、具体的には日本の国会とイギリスの議会それぞれにおける議員達のやり取りを分析?考察しています。議員達のことばづかいは一聴すると非常に形式的、丁寧にも聞こえるのですが、その質問は相手を批判し、やりこめてやろうという内容になっていて、そのギャップが非常に興味深いと感じています。
主な担当授業と概要
ことばと社会
言語学の研究分野のうちの一つである社会言語学の基礎について学びます。ことばの使い方が文化あるいは地域、社会階層、民族、年齢などの社会的な要因によってどのように変化するのかについて考えます。
女性と言語文化
社会言語学?談話分析と関わりの深い、ことばとジェンダー研究の基礎について学びます。ことばやコミュニケーションの観点から英語圏あるいは日本社会におけるジェンダーに関係する様々な問題を考えます。
趣味?特技
将棋、VRゲーム(Beat Saberが面白い!)
受験生へのメッセージ
世界は何からできているでしょうか?物理や化学が好きな方は「原子」、詩や文学が好きなら「愛」や「絶望」、あるいは、経済の観点から「お金」などと答える方もいるかもしれません。私はというと「ことば」と答えます。なぜなら、ことばこそが私たちの周りの世界を意味あるものにしてくれるからです。逆にいうならば、「私の言語の限界は私の世界の限界を意味する」(ルートヴィヒ?ウィトゲンシュタイン)とも言えます。そんな世界をつくりあげている「ことば」について一緒に学んでみませんか?