現代生活学科の学生が、JR中央線?日野駅で新潟県十日町市の魅力を伝えるパネル展示を実施(7/23~)
本学は2024年11月、新潟県十日町市と包括連携協定を締結し、地域活性化や相互発展を図るため、さまざまな分野で連携した取り組みを行っています。7月23日(水)には、この取り組みの一環として、生活科学部現代生活学科の学生が十日町市の魅力を伝えるパネル展示をJR中央線?日野駅で実施しました。
新潟県十日町市の魅力を伝えるパネル展示 JR日野駅から応援メッセージ! [Image]
新潟県十日町市の魅力を伝えるために

現代生活学科の須賀由紀子教授による「地域?生活文化ゼミ」(以下、須賀ゼミ)では、2015年から新潟県十日町市松之山地域の布川地区と関わりを持ち、田植えや道普請、夏祭りへの参加など集落維持の活動を行っています。さらに、日野市民を現地に招いた農村体験や、日野市での布川地区の農産物の販売(布川ファーマーズマーケット)を実施するなど取り組みの輪を拡大。2024年1月には、棚田地域の振興に貢献したことが認められ、農林水産省主催の「つなぐ棚田遺産」感謝状の贈呈を受けています。
また、2014年頃から生活環境学科の高田名誉教授?一色准教授は、新潟県十日町市松代地域の田野倉集落をフィールドとした「田野倉集落のガッコウ」を開催。地域文化の保存と継承に努めています。
このような交流をさらに発展させ、地域活性化や相互発展を一層推し進めるべく、2024年11月、本学と新潟県十日町市は包括連携協定を締結。この連携の一環として、7月23日(水)にJR中央線?日野駅にて十日町市の魅力を伝えるパネル展示を行いました。
パネルを制作したのは、須賀教授が担当する「プロジェクト実践演習a」の授業に参加した現代生活学科の学生たち。十日町市の四季折々の風景写真をデザインしたポスターや、須賀ゼミの学生がコンテンツプラットフォーム「note」で公開している布川地区との交流活動の記事などを掲示し、これまで本学が十日町市で行ってきた活動の成果や十日町市の魅力あふれる地域資源をPRしました。
なお、同様のパネルは、7月20日(日)に開催された日野キャンパスでのオープンキャンパス内でも展示しており、訪れた高校生や保護者の皆さまの関心を集めました。
「まつむすめ」のキャラクターも登場

さらに、パネル展示では「まつむすめ」のイメージキャラクターが初公開されました。「まつむすめ」とは、松(まつ)之山布川地区の「まつ」と、実践女子大学の学生を示す「むすめ」を掛け合わせたネーミングで、これまでも実践女子大学が布川の田んぼを借りて作っているお米の商品名として使用するなど、活動全般を表すシンボルとして活用してきました。その「まつむすめ」を、5人の女の子の姿に擬人化したイメージキャラクターを須賀ゼミの学生が考案。キャラクターそれぞれの名前や背景設定は「プロジェクト実践演習a」の授業内で検討し、今回のパネル展示でお披露目しました。
今後も本学では、引き続きさまざまな切り口で十日町市の魅力を伝える取り組みを展開します。次回以降のパネル展示での配布を目指し、「まつむすめ」のイメージキャラクターをデザインしたオリジナルうちわの制作も進行中です。
学生のコメント

須賀ゼミ生として布川地区との交流活動に参加する一方、「プロジェクト実践演習a」の授業ではポスター作成に携わりました。一目見ただけで土地の魅力が伝わるような写真選びや、現地の暮らしぶりが想像できるようなキャッチコピーの考案には苦労しましたが、自分たちの思いを形にできたことに手応えを感じています。このパネル展示をきっかけに、「布川ファーマーズマーケット」に足を運んでくださる方が増えることを願っています。

パネル展示を通して十日町市に興味を持っていただけるきっかけづくりとして、うちわ配布のアイデアを考えました。出来上がったばかりの「まつむすめ」のイメージキャラクターをデザインしたうちわが、十日町市の認知度向上に寄与すれば幸いです。また、今回のパネル展示を含めた私たちの活動が、現地にお住まいの皆さんにとって、十日町市の魅力を再認識する機会になればうれしく思います。

十日町市のことを一人でも多くの方々に知っていただくために、須賀ゼミの「note」で私たちの布川地区での活動を発信しています。プラットフォームに「note」を選んだのは、Web検索からも見つけやすく、ブログに似たスタイルが布川地区の住民の皆さんにも親しみやすいと考えたからです。今後は「まつむすめ」のイメージキャラクターも活用しながら、私たちが布川地区を実際に訪れたからこそ感じることができた思いを、さまざまな皆さんに共有していきたいと考えています。