食育と調理(健康栄養専攻4年生)
食生活科学科助手M.Y
7月に入り、前期の授業も残りわずかとなりました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回は、健康栄養専攻4年生を対象とした「食育と調理」の授業をご紹介いたします。
食育と調理の授業は、学生自身が「誰に、どんな食育を届けたいか」を具体的に考え、それを形にする実践的な内容が特徴です。
授業の流れは以下の通りです。
①乳幼児から高齢者まで、特定のライフステージの対象者を班ごとに設定し、ターゲットを深く掘り下げながら、必要な食育について話し合う。
②話し合った内容に基づき、対象者のニーズに合わせた献立や食育媒体を作成する。
③作成した献立や媒体を使って、学生自身が「先生」となり、模擬授業形式で食育を実践する。
これにより、食に関する知識だけでなく、伝える力や実践する力を養うことができます。また、調理を交えながら、どのようにすれば対象者に食の大切さや楽しさを効果的に伝えられるかを、体験を通して学ぶことができます。
実習の様子を一部ご紹介いたします。
今回は、「夏バテ防止」をテーマに夏バテの原因や対策について学びました。
右上の写真は、学生が作成した「夏バテに良い」とされる食材を用いた献立です。
学生たちは班員と試行錯誤しながら、献立や食育媒体の作成に取り組んでいました。
この授業は、食に関する自己管理能力を育むために、調理を活用した食育がいかに有効かを実感できる貴重な機会となっています。
本学に入学された際には、ぜひ受講してみてください!