【幼児保育専攻】音楽表現の授業まとめ
1月も終わり、大学は1年のまとめを終え、春休みに突入しました。今日は、後期の音楽系授業のまとめで学生が発表した合奏をご紹介します。
保育活動の実際c(1年生)
この授業は、保育に関わる音楽表現の基礎を学び、実践する授業です。実際に先生役となってピアノ伴奏をする経験、大学内を歩いて聴こえてくる環境音を絵として表すサウンドマップ作り、手作り楽器の製作で身近な音に触れる活動、楽器を使ったアンサンブルなどを学びます。
今年は、最後の授業でグループごとに器楽アンサンブルとハンドベルの演奏の発表を行いました。短い練習期間でしたが、グループのメンバーが分からない部分を教える時、どのようにして相手に分かりやすく教えるか、合わせることが難しい部分はどうすれば合わせることができるのかなど、学生同士で深く考えながら練習を行いました。
初等教科教育法(音楽)
小学校教諭免許を取得する学生が履修する授業です。鑑賞や歌唱の模擬授業の実践はもちろん、ICTを使った音楽づくりや、わらべうたあそびから合唱?合奏、指揮まで、小学校の音楽の授業に関わる内容を全て学びます。
今年は最後の授業で、全員で「ラヴァースコンチェルト」のアンサンブルを行いました。この曲はリコーダーやアコーディオン、鍵盤ハーモニカ、木琴、鉄琴などさまざまな楽器の組み合わせで演奏することができますが、今回はハーモニーの美しさを共有するため、ソプラノリコーダー、テナーリコーダー、トーンチャイムを用いて合奏を行いました。年内の授業で、ソルミゼーションを使って楽曲全体のハーモニーを確認し、曲の構成や形式についての学習を行ったため、通した演奏はスムーズにできましたが、アンサンブルとしてぴったりと全員の息遣いを合わせることには苦戦していました。どのタイミングで誰を見たらよいのか、始めや終わりの合図をどのように出すかなど、実際に現場で指導する際に必要になる技術やコツを習得するための練習を行ったり、何をどのように改善したら演奏がよりよくなるかについて、学生同士で考えたりしました。
大学での音楽?表現に関わる授業の数は多くありませんが、大学での行事、保育?教育現場で求められる音楽表現に関わるスキルや考え方はとても重要です。本専攻で学ぶ学生は、充実した環境で丁寧に学習できるため、入学時からの伸び率が非常に高いと感じます。自分の得意な音楽表現、ぜひ一緒に探してみましょう!
(文責:小坂 光)