【生活心理専攻】社会心理学研究室での生活
こんにちは。社会心理学研究室での生活について、簡単に紹介します。
3年生のゼミでは、前期は『社会心理学』という概論書をみんなで1章ずつ分担してレジュメを作成し、発表します。
後期は、前期に勉強してみて「こういうことをもう少しやりたい」と、ゼミ生のみなさんが思ったことを出し合って、どのようなことをやるかを相談して決めます。そのため、毎年内容は変わります。
相談の時に出てくる意見として、次のような例があります。
「前期に概論書を読んで発表したり聞いたりして、社会心理学のおおよその内容は分かった。けれども、詳しい内容は書かれていなかったので、どのようにして調べたのかがよくわからなくて、ちょっと納得できなかった。自分は恋愛関係のところを面白いと感じたので、どんなふうにして研究が行われているのかをちゃんと知りたいと思った。」という意見や、「卒業論文って、よくわからない。本当に書けるのだろうか。授業で、調べるための方法をいろいろ勉強してきているけれど、自分の卒業論文でどんなふうに使っていくことになるのか、全然見当がつかない。調べるための方法が、実際の研究でどのように使われているのか、具体的に知りたい。」という意見などです。
そこで、この学年の時には、自分が興味を持った先行研究について、順番に発表していくことにしました。発表を行ったり、聞いて考えたり質問したりするなかで、自分自身の興味や関心をどのような方法で調べ、確かめていくのか、なんとなく実感できたようです。ここ数年は、同様の内容となっています。
このような内容を行いつつ、3年生の後期は、卒業論文の練習として文章を作成してみます。練習のために行うものなので、卒業論文よりもずいぶん文字数を減らして取り組むのですが、大変ではあります。
しかし、一度書いているので、4年生のときに、就職活動などと両立しながら卒業論文に取り組みやすくなるようです。
ゼミの時間に行った懇親会(クリスマス会)で学生たちがホワイトボードに描いてくれたもの
ゼミ懇親会は学生の
みなさんで相談して
行っています
(文責:水野 いずみ)