【生活心理専攻】 新規着任教員自己紹介 八木 孝憲(教育心理学?臨床心理学)
初めまして、4月よりお世話になります八木孝憲と申します。ここ8年間は東北で生活していましたので、9年ぶりの帰京ということになります。いや~東京は暖かい(笑)
趣味は基本的にスポーツ?アウトドア全般で、サッカー、登山、キャンプなどを小学生の頃から行っています。最近は体力低下が顕著ですので、観ることが多くなってきましたが???。
<臨床心理学との出会い>
人の心の研究は、すぐに答えが出ない?見つからない、というところに魅力を感じています。臨床心理学という学問は、まさに人と人との営みを深く洞察するものです。幼少期から他者に興味があったのでしょう、友達や先生の言動もよく観察していました。「あー今この先生は本心ではないことを言っているな」、とか「この友達はこういう癖があって、こういった場面で見られるな」など、観察をもとに自分なりに分析することが好きだったのでしょうね。成人して親から聞いたのですが、私がじーっと先生を観察して分析した内容を発言するのを、嫌がっていた先生もいたようです(笑)。「彼の冷静な眼差しと発言がプレッシャーになる」と言っていたようです??。そういった幼少期からの日常の積み重ねが現在に活かされていると思うと、何だか不思議な気持ちになりますし、この学問との縁も感じています。
<担当科目について>
教育?学校心理学、家族心理学、臨床心理学、心理検査法、心理演習、心理実習
臨床心理士?公認心理師としての発達障害児者や家族への支援、児童福祉施設での被虐待児への支援等の実務経験を踏まえて、様々な事例をもとに最新の理論と支援技法について幅広く講義をしています。どのような授業においても、学生自身の知的好奇心がベースになると思いますし、各自の知識獲得への貪欲さも求められると思います。受け身ではなく、積極的に学ぼうとする姿勢が大切だと思いますので、一緒に楽しい授業を創り上げましょう。
<ゼミナールの内容>
子どもに関連するテーマを全般的に学んでいます。ゼミ生がそれぞれ研究論文を持ち寄って、各回のテーマやキーワードに沿って活発に議論しています。子どもやその家族のことに限らず、心理職?保育者?教育者を目指すに際して、あらゆる分野を網羅的に知っておく必要がありますし、自身の言葉で説明できることも大切です。自身の考えを言語化し他者の考えを尊重する、という継続的な学びが重要であると思います。また、ゼミ合宿ではキャンプ活動を通して、防災教育や野外教育等についても実践を通して学んでいます。テント設営や火おこしを経験したことが無い、または虫が苦手で逃げ回っているような学生も、合宿を通して大きく成長します。学生自身が大学生活の4年間であらゆる経験を積むことが、自身の人生を豊かなものにしますし、周囲の人々との関係性構築にも役立つと思います。
最後に、「人生においてひとつも無駄な経験などない」です。あらゆることに興味関心を抱き、失敗を恐れずにチャレンジし続ける姿勢を大切に、大学生活を充実したものにしていきましょう(^^?
(文責:八木 孝憲)