私は2024年4月から、テレビ番組制作会社でADとして働かせていただきます。私が就職活動をする上で大事にしていたこと、意識していたこと、またこれをしておけばよかったな、と就職活動が終わった今だからこそ気づいたことを紹介したいと思います。
　まず私が就職活動をする上で一番大切だと思うことは、ESを上手に書くことや、SPIのテストで高得点をとるのではなく、いかに自分自身のことを理解し、企業に売り込むことができるか、またどれだけ周りの人と違った経験をしてきたか、ということを伝えられるかだと思っています。もちろん上手にESを書くこと、SPIのテストで高得点をとることも大切です。しかし就職活動は数十人、数百人の規模で行われるものではありません。同じ歳、学年、性別、似たような環境で学生生活を送ってきた何万人もの人々と共に行います。そこで、周りの人がPRしていることと同じようなことを言っても、“どこにでもいるありきたりな子”だと思われてしまいます。しかしそこで、経験した自分しか知り得ない興味深いエピソードを一つでも持っていれば、企業の方々に興味を持ってもらうことができ、次のステップへと着々と進むことができると思います。ぜひ、大学生である今しかできない貴重な経験をたくさん積んでみてください。
　そして最後に私がこれをやっておけば良かったな、と思うことは就活エージェントの方や大学のキャリアセンターを利用することです。
　私はこれらの存在は知っていましたが、就職活動中一度も利用することがありませんでした。しかし、就職活動が終わった頃、利用する機会があり伺った時に、的確なアドバイスをいただくことができ、もっと早くから利用していればよかったな、助けえもらえばよかったな、と思いました。
就職活動をしていると、自分とは何者なのか、一体誰に求められているのか、などなど悩みは尽きないと思います。これら悩みをなかなか周りの人に相談することができず、溜め込んでしまうこともあると思います。しかしそのようなことがあった際にはぜひ、話を聞いてくれる場所を探し、抱え込まず発散してください。そして、悔いの残らないよう、全力で就職活動に取り組んでください。
　必ず、自分を求めてくれている会社、ここで働きたい、と心から思える場所に出会えるはずです。
　皆さんの就職活動が納得のいくものとなるよう、応援してます。頑張ってください！