壮大なピラミッドの国から「アッサラームアライクム(こんにちは)」 by 異文化コミュニケーションゼミ(河内グループ)

今年度初のゼミゲストは、エジプトの首都カイロご出身で、母校であるカイロ大学日本語学科の先生でありながら、現在は一橋大学大学院言語社会研究科の客員研究員でいらっしゃるヤスミーン?マハムードさんでした。素敵な笑顔で流暢な日本語を話される様子に、皆一同に尊敬と憧れを抱きました。

ヤスミーンさんのお話の中で最も興味深かった話題は、エジプトの大学制度についてです。受験や授業も日本のそれとは完全に異なるからです。受験には高校3年生の期末試験の結果が採用され、成績で学部が決定するということで、また住んでいる場所から近い大学に行く必要があるということも、日本では有り得ないことで驚きました。さらに、エジプトでは運動より勉学に励む人が多い(いわゆる部活はない)こと、大学?短大進学率が高いことも知り、勉学に力を入れている人が日本より多い印象を受けました。知らないことばかりで、とてもためになりました。貴重なお時間をありがとうございました。(河内)

ヤスミーンさんからエジプトの様々な文化や価値観、考え方のお話をうかがうことができ、貴重な経験になりました。結婚、大学受験、お葬式、誕生日など、日本でも行われる行事や習慣でも、その内容や背景、価値観や考え方が大きく異なることを知りました。文化の違いを知ることで自分の国で「当たり前」となっている価値観を見直すきっかけになるのだと感じました。とても興味深く、もっと学びたいと思いました。貴重なお話ありがとうございました。(比留間)
エジプトと言われると、ピラミッドしか思い浮かばなかった私が、今回エジプト出身のヤスミーンさんのお話を聞いて、日本と似ている部分や異なる部分、エジプトがどのような国からなのかを学ぶことが出来ました。特に印象に残ったエピソードは、エジプトは国土の9割程が砂漠であるために、居住可能スペースが限られとても過密状態だということです。それにより交通渋滞が激しく、普通なら10分程の距離に1時間近くかかることもあるとお聞きしました。さらにこの渋滞によりバスが定刻通りに来ることはなく、結果的に時間にルーズになってしまう、遅刻に甘い国民性があることを学ぶ機会にもなりました。(駒場)

誕生日からお葬式までのライフスタイルを軸に、エジプトの文化を幅広く学ぶことができ、とても興味深かったです。特に印象に残ったのは、食文化に関するマナーやルールでした。日本では調味料を始め、料理全般にお酒を使うことが多いため、エジプト他イスラームの背景を持つ方と食事をする機会があれば、ハラールの点にしっかり配慮できる人でなければ!と思いました。文化の違いを学ぶことで、相手を思いやる気持ちの大切さにも気づかされました。エジプトの文化を知ることの出来る貴重な機会をありがとうございました!俳優の岡田将生さんがタイプだと知って、親近感マシマシです?(久保)