教育課程の編成及び実施に関する方針
環境デザイン学部 カリキュラム?ポリシー
環境デザイン学部は、ファッション、プロダクト、建築、コミュニティ等の分野において深い専門性とデザインに関する幅広い学識を授け、社会における実践力を養うことで創造社会において活躍できる知識と能力の養成を目的として専門課程カリキュラムを編成します。
環境デザイン学科
環境デザイン学科は、ディプロマ?ポリシーに基づき、アパレル?ファッション分野、プロダクト?インテリア分野、建築?住環境デザイン分野、総合デザイン分野に関する専門的な知識と多様なデザインスキルを学び、社会に貢献できる人材を育成することを目的に教育を実施します。そのために、教育課程編成、教育内容、教育方法及び評価方法について以下のとおり定めます。
教育課程編成
①全学の必修科目である実践スタンダード科目と人文科学、社会科学、自然科学からなる共通教育科目、及び学科の専門性を学ぶ専門教育科目から成っています。
②専門科目は、共通の基盤を形成する学科共通科目、生活環境を形成する衣、モノ、住のそれぞれの分野の専門教育科目として、アパレル?ファッション科目群、プロダクト?インテリア科目群、建築?住環境デザイン科目群、それらを総合したコミュニティデザインに関わる分野としての総合デザイン科目群に分けて配置してあります。
③アパレル?ファッション系、プロダクト?インテリア系、建築?住環境デザイン系、総合デザイン系の各分野から、自由に履修科目を選択することができます。一つの分野について深く学ぶことも、各分野を横断して科目を履修し、複合的?総合的なデザイン手法を学ぶこともできます。
④スペシャリストの育成にも力を注ぎ、1級衣料管理士(テキスタイルアドバイザー)取得に必要な科目を、アパレル?ファッション科目群を中心に配置し、一級建築士、二級建築士受験資格取得に必要な科目を、建築?住環境デザイン科目群を中心に配置しています。
⑤各科目群には中学校教諭1種免許(家庭)と高等学校教諭1種免許(家庭)を取得するのに必要な科目を配置しています。
教育内容
①共通教育科目では、実践スタンダード科目で大学教育のための導入教育と共に、学科のディプロマ?ポリシーに掲げた国際的視野、美の探究、研鑽力、行動力、協働力にあたる態度?能力を刺激し、選択科目で人文、社会、自然科学領域にわたる幅広い教養を培うことができ、広い知識を身につけることができます。
②1年次には、各専門分野の科目を学ぶにあたって共通の基盤となる知識と技術を学ぶとともに、アパレル?ファッション系、プロダクト?インテリア系、建築?住環境デザイン系、総合デザイン系の各分野の導入となる知識と技術の修得が始まります。
③2年次になると、各分野の専門性に沿った講義及び実験、演習によって、専門的な知識と技術を深めていきます。各専門分野を有機的に学ぶことにより、専門の知識や技能を実践の場で使える能力を培います。2年次前期はプロジェクトタームとして、分野横断的なプロジェクト科目を配置し、地域や社会と関わりながら実践的かつ共創的に学ぶ機会とし、問題発見?解決能力を養います。
④3年次には、各分野の専門知識をより深め、技術のレベルの向上を目指し、応用力を養います。さらに必修科目として「生活環境学セミナー」が配置され、研究室に所属して少人数で特色ある学修を行います。授業の中で演習をするだけではなく、年間を通して、学校行事への参加や企業との共同企画等に参加し、社会に貢献することから研鑽力、行動力、協働力を育てます。
⑤4年次にも、引き続き専門教育科目や関連科目を履修して、各専門領域の知識や技術をさらに深め、諸問題を見出し、解決する能力、本質を見抜く力を付けます。4年次には各研究室で、これまでの学びの集大成としての卒業研究(卒業論文や卒業制作)に取り組みます。在学中に培った、知を求め、美を育む態度を持ち、多様性を受容し、俯瞰的な視点で行動し、研鑽力、行動力、協働力を発揮して、独創的な卒業研究を遂行し、優れた成果を国内外で発表し、自信と国際性を身につけることができるようにします。
教育方法
①能動的な学修の充実を図るために、アクティブラーニング、演習、実習、実験やゼミなどの少人数教育を積極的に導入します。
②社会とつながる学修の充実を図るために、正課外の活動も含め、学外の組織や地域と連携します。
③すべての授業科目において、授業と連動した事前?事後学修の方法をシラバスに明示しています。授業内では積極的に課題を提出させ、活発な学修を促す教育を行います。
評価方法
①成績評価基準を履修要項に明示し、学生が自らの到達度を正確に把握できるようにします。
②客観的?総合的評価のためにGPA制度を用います。