ファッションビジネス研究室(大川 知子 教授)
アパレル系3研究室でのモノづくり
体育祭も健闘
ゼミ合宿は箱根
研究室およびゼミの紹介
本研究室で扱うファッションビジネスとは、単に「流行のモノを作る」ことではありません。生活者に、製品やサービスを通じて魅力ある提案を行ない、その対価を頂くという価値創造の連鎖が、このビジネスです。ファッションビジネスの特徴は「変化し続けること」。栄枯盛衰が激しい上に、捉えどころの無い難しさも孕んでいます。しかしながら、この領域がカバーする内容は、テキスタイル/アパレル/流通と多岐に渡り、時代や生活者の価値観の変化によってダイナミックな転換が起こる、そこがこの産業の奥深さと面白さです。
ゼミでは学生自らが主体的に取り組むことを主眼に置き、年間通じて企業との「産学プロジェクト」等も行なっています。卒業研究では、現代社会の消費に纏わる様々な事象の背景を、文献調査は勿論のこと、市場調査やインタビュー等のフィールドワークを通して探り、それらの結果から今後の展望を論じることを目的にしています。2年間の研究室活動を通じて、自ら行動する力、物事を多角的に捉える力を醸成します。「真剣に学んで真剣に遊ぶ」が研究室のモットー。毎年、学生のみなさんと新しいチャレンジを続けています。
<2023年度卒業研究>
日韓文化受容に見る日本における韓国ファッション/環境問題に対峙するグローバルブランド/ファッションブランドのSNS広告の効果と消費行動/現代の音楽サービスにおける顧客価値/カプセルトイ市場の分析/UR都市機構の取り組みに見る団地の再生など計9本。
学生によるゼミ紹介
この研究室は、「ファッション」と「ビジネス」について様々な角度から考え、楽しみながら学ぶことができます。そのため、ファッションが好きな学生はもちろん、他の分野に興味のある学生でも得るものが多い研究室です。
主な活動は、3年次に或る子供服ブランドの「ECサイト改善策の提案」と(株)ルミネとの「産学プロジェクト」を行い、4年次には自分が決めたテーマで「卒業研究」を進めています。「産学プロジェクト」では、大妻女子大学?女子美術大学の学生と協力し、「ファッションビジネスにおけるサステナブルのあり方」を考え、発表をしました。この活動を通して、情報を多角的に分析する力を身につけることができた上、他大学の学生との交流は良い経験になり、大きな達成感を味わうことができました。