材料科学研究室(加藤木 秀章 准教授)
シールド作り
ゼミ
体育祭
研究室およびゼミの紹介
近年、世界各国で環境に対応したモノの3R(リデュース、リユース、リサイクル)が推進されています.現在の衣服のリユース?リサイクルでは、古着やウェス、フェルトしてわずかに再利用されているだけです。そこで、古着から繊維を抽出し、樹脂と複合させた環境にやさしい環境調和型材料の創製に関する研究を行っています。また、室内の内装材料やインテリア用品の材料としても繊維が使われています。内装部材やインテリア用の繊維やテキスタイル材料の力学的特性や寿命評価に関する研究や国内外の学会での研究発表も行っています。
ゼミでは、リサイクル可能な繊維やテキスタイル材料の力学的特性や寿命評価、環境調和型材料の創製について学び、プレゼンテーション形式で研究成果を発表します。また、繊維およびテキスタイルの工場見学や学生研究発表会を行い、繊維やテキスタイル材料に関する知見を深めていきます。これらゼミ活動を通じ「衣」、「モノ」、「住」分野での環境にやさしい繊維を用いた次世代の製品開発が可能なゼネラリストとして教育します。
<2020~2021年度卒業研究>
「木材の機械的特性と複合材料への応用研究」「天然繊維を用いた布の静的引張特性および耐久性」「アップサイクル向けの複合材料の試作」「医療用布マスクの試作と快適性評価」
学生によるゼミ紹介
材料科学研究室では、主に繊維と高分子材料に関する研究を行っています。力学的観点からアプローチし、繊維の耐久性や柔軟性をさまざまな実験を通して観察する等しています。文化祭では、布をエポキシ樹脂で固めたプレートと繊維の特性を生かした照明を作り、多くの来場者から好評をいただききました。アパレルに留まらず、建築やプロダクトデザインにも通ずる分野のため、幅広く学ぶことができます。実際にゼミ生の中には、建築専攻の学生が多く在籍しています。
繊維は生活に欠かせない分野であり、専門とする企業が数多くあります。就職の際にはゼミで学んだことが生かせることでしょう。
定期的にあるご飯会も魅力のひとつです。みんなで鍋や焼肉を囲み和気あいあいと楽しんでいます。