阿佐美ゼミ 「ヴィヴァン」にハマった人たちが今、大注目のモンゴル、首都ウランバートルから
「ヴィヴァン」にハマった人たちが今、大注目のモンゴル、首都ウランバートルから by 異文化コミュニケーションゼミ(舞原グループ)
アリウントヤー?ミャグマル女史は長らく一橋大学大学院で地球社会研究に尽力されてきた研究者。その後、早稲田大学地域?地域間研究機構の研究員として活躍されてきました。
今回はご自身の故郷であるウランバートルから、リモートで私たちゼミ生にモンゴルの生活文化について、また日本との違いについて等々、講義をしてくださいました。

モンゴルというと自然豊かな遊牧民の国といった印象が強かったのですが、首都ウランバートルでは高層ビルが立ち並んでいて、14歳以下の年少人口が全人口の約3分の1を占める大変若い国であるなど、様々な私にとっての新事実を知りました。また、今回は教育について詳しいトヤー先生から、モンゴルの学校に関するお話を沢山聞くことができました。私立と公立で異なるそうですが、公立だと午前と午後の2部制になっていて、家族と過ごす時間を日本よりも長く取ることができたり、親が子供の荷物を持ち学校まで送り迎えをしたりすることが一般的であると聞いて、小さい体に大きなランドセルを背負う日本との違いを実感しました。そして、日本でもモンゴル文化や料理を体験できるイベントやお店があることが分かったので行ってみます。去年、日本との外交50周年を迎えたモンゴル。今後、自分でもより詳しく調べて理解を深められたらと思います。(舞原)

今回は、モンゴル出身で長年に渡り日本で社会学の研究者として仕事をされてきたのち、今年の夏に母国に戻られ首都ウランバートルに住まれているトヤー先生にお話を伺いました。モンゴルというと私の小学校時代、国語の教科書に載っていた『スーホの白い馬』に著される自然に囲まれた草原、民族衣装のイメージが強かったため、首都ウランバートルに聳え立つ高くて綺麗なビル群や人々の服装などを見て、自分の想像以上に栄えている、東京と変わらない?と驚きました。韓国人の夫と日本で生まれ育った娘さんとの日常会話は日本語であることや、モンゴルにいても日本料理が食べたくなり、モンゴルにある日本料理屋さんをちょくちょく利用されるというお話を伺い、モンゴルにいても日本に触れながら生活なさっていると知り、嬉しい気持ちになりました。物理的に日本とモンゴルは遠いけれど、トヤー先生の心は近くにあって欲しいです。(中島)
モンゴルでの生活、長年日本に住んでいらっしゃったトヤー先生から見たモンゴルと日本の違い、両国の関係などのお話を聞くことが出来ました。これまでモンゴルについて知る機会が多くなかったので、両国の間に長きにわたる交流があることに驚きました。また、JICAが大学附属病院の建設を支援したこと、チンギスハーン国際空港の建設に日本の技術が導入されていることなど意外なつながりがあることが分かりました。昨年は両国の外交関係樹立50周年ということでモンゴル国立馬頭琴交響楽団がNHKホールでコンサートを行ったそうです。トヤー先生曰く、ウランバートルではゴミと渋滞が大きな問題となっているそうで、特に前者は都市開発に伴う建物の増加によりゴミ捨て場が不足していること、ゴミの処理および管理体制が十分でないことが背景にあるようです。日本でもモンゴル料理を食べることの出来る場所があるほか、那須には伝統住居であるゲルに宿泊することの出来るスポットがあるとのことだったのでぜひ行ってみたいです。(日力)