竹内ゼミ 『鍋料理に関する調査(2024 年)』の紹介
『女子目線』のデータサイエンス:『鍋料理に関する調査(2024 年)』の紹介
※行動計量学ゼミ(竹内ゼミ)では、女子目線で気になった統計調査?統計データを読み取り、現代社会の動向?傾向を紹介していきます。
第 19 期生 小湊水貴
私のアルバイト先のスーパーでは、この時期になると鍋のつゆや鍋野菜を集めた鍋のコーナができていたり、鍋のつゆを買うお客様が増えてきたりすると鍋の季節がやって来たのだと実感します。私の家では冬になると鍋料理が多く出るのですが、マンネリ化しやすく飽きずにアレンジをして食べることが難しいように感じます。そこで肌寒い日が続き、鍋料理を本格的に食べ始める前の今だからこそ、鍋料理について気になったため、関連する調査を調べました。
今回紹介する調査は、マーケティング?リサーチ会社の株式会社クロス?マーケティングが実施した「鍋料理に関する調査(2024 年)」です。この調査は、調査手法がインターネットリサーチ(クロス?マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)、調査地域が全国 47 都道府県、調査対象は 20-69 歳の男女、調査期間が 2024 年 10 月 11 日(金)-13 日(日)、有効回答数が 1,100 サンプルとなっています。今回はこの調査結果から特に気になった部分を紹介いたします。
まず、「鍋料理は好きか」という質問に対し、「とても好き」が 37.1%、「やや好き」が 47.0%、「あまり好きではない」が 9.8%、「全く好きではない」が 6.1% であり、「好き」と回答した割合が合わせて 84.1% であったことから、多くの人が鍋料理を好きであることが分かりました。
また、「一週間のうち鍋料理をどのくらい食べてもよいか」という質問に対して、全体を見ると、「一週間毎日、鍋料理でもよい」が 7.6%、「一週間のうち 4~5 回は、鍋料理でもよい」が 9.2%、「一週間のうち 2~3 回は、鍋料理でもよい」が 32.3%、「一週間に 1 回程度なら、鍋料理でもよい」が 31.2% ということが分かりました。
次に、「今日は鍋料理にしたいと思うシーン」に関しては、全体の 1 位が「急に寒くなったとき」の 44.8%、2 位が「体を温めたいとき」の 44.6%、3 位が「野菜をたくさん摂りたいとき」の 36.7% でした。男女で比較してみても、この順位に大きな差は見られませんでしたが、「野菜をたくさん摂りたいとき」「手軽に調理を済ませたいとき」は男性より女性は 20 ポイントほど高いことが分かりました。
この調査結果から、性別や年齢問わず多くの人が鍋料理を好きであることが分かりました。また、鍋料理は手軽に調理ができるのにも関わらず、野菜をたくさん摂取することができることが鍋料理を好きである大きな理由になっていることが分かりました。
その他、調査の図表、詳細等につきましては下記の参考文献をご参照ください。
参考文献:株式会社クロス?マーケティング、「鍋料理に関する調査(2024 年)」 https://www.cross-m.co.jp/report/trend-eye/20241017hotpot (最終確認日:2024/11/14)