竹内ゼミ 『ポイ活に関する調査』の紹介
『女子目線』のデータサイエンス:「ポイ活に関する調査」の紹介
※行動計量学ゼミ(竹内ゼミ)では、女子目線で気になった統計調査?統計データを読み取り、現代社会の動向?傾向を紹介していきます。
第 19 期生 岩田莉緒
クレジットカードや電子決済の多様化により「ポイント」がますます身近になっています。ポイントを賢く取得したり、利用したりする「ポイ活」について耳にする機会も増えたのではないでしょうか。現在ではアンケート回答、歩く、動画視聴するだけでもポイ活をすることができます。私も日々の買い物に使うため現在ポイ活を行っています。そこで「ポイ活」に関しての調査を調べました。 今回紹介する調査は、GMOメディア株式会社の「GMOリピータス」(https://repeatas.gmo.media/)が 2024 年 3 月 1 日から 3 月 5 日にかけて実施した「ポイ活」に関する調査です。調査対象は 10 代から 60 代の男女 3,109 名でインターネット調査で行われたものです。今回は公開されている調査内容のうち、特に気になった項目について紹介します。
まず、意識してポイントを貯めているかの質問に対して「はい」が 88.6%、「いいえ」が11.4% で約 9 割の人が意識してポイントを貯めています。ここから日常生活において「ポイ活」は消費者にとって当たり前の行動になっていることがわかります。また、ポイントを貯めている人の理由は「ポイントが貯まる場所が多いから」が 42.6% で最も多い回答となりました。また、上位には「ポイントを使える場所が多いから」が 40.5% という回答もありました。ここから生活の中にポイントが貯まったり、使えたりする場所が増えていることがわかります。
次に、ポイントを貯めている人に使い道を聞いたところ、約半数が、そのままポイントを支払いに利用する「ポイント支払い(充当)」(50.3%)と回答しました。その他にも、電子マネーや現金など支払いとして利用できるものへ交換するとの回答が多い一方で、「ポイント投資」(11.4%)や「仮想通貨と交換」(2.2%)など資産形成にポイントを使用する人がいることがわかりました。現在はポイントの使い道が幅広く用意され、有効的に使おうとしている人が多くいることがわかります。
この調査から、現在「ポイ活」は身近な存在になっていることがわかります。また貯めるところ、使えるところも増えてきている印象です。ポイントは買い物に利用するだけではなく、投資や募金などにも使うことができます。今後、色んなポイントの使い道が広がると予測します。ポイ活をすることで消費者と企業が繋がり、企業にとって「ポイント」はマーケティングにも欠かせない存在になってくるのではないかと考えます。
その他、調査の図表、詳細等につきましては下記の参考文献をご参照ください。
参考文献:
GMOメディア株式会社(2024)
ポイ活に関する調査
https://www.gmo.media/archives/6064/
(最終確認日:2024/12/06)