2020年3月 文学部 国文学科 卒業
教員採用試験合格体験記
私は、生徒一人一人の可能性を引き出し、育みながら生徒と一緒に自分も成長することができる、教師という職業に強い憧れと熱意を持ち、教職という道を選びました。
1年生の頃から教職について初めて授業等で学び始め、この4年間で様々なことを学んできました。教員採用試験を受験するにあたり、日々の授業はもちろん、自己の学習にも力を入れて取り組んできました。学習を進めていく上で、私が大切にしていたことが二つあります。一つは、自分自身の「生きる力」を確かにするということです。生徒に育むべき重要事項として「生きる力」が明言されています。生徒にこの「生きる力」を育むからこそ、自分自身も身に付ける必要があると私は考えています。また、教師に求められている事も「生きる力」に当てはまると私は思います。確かな学力があってこそ、生徒に分かる楽しい授業ができる。豊かな人間性があって、生徒に寄り添うことや、様々な人と協力ができる。健康?体力があって、生徒とともに生き生きと過ごすことができる。そう考えています。だからこそ、「生きる力」とは何か、どのようにしたら育むことができるのかを常に考えながら学習に励むことが大切であると思います。もう一つは、人との繋がりを大切にすることです。教員採用試験は7月に一次試験、最終結果は10月に出るため長期に渡ります。その中で自分と一緒に教員採用試験を受ける他の学生や、応援や支援をしてくださる先生方の力は大きな支えです。また、受験のために覚えることが数多くあると思います。その中でも教育に対する自分自身の考えを持つことが重要です。それを確かなものへと発展させていくためには、人と考えを交流し、深化させることにあると私は思います。教育に対する熱意を持った者同士考えを共有することは、新しい発見と、自信にも繋がります。また、実際に教師になってからも、他の教職員等と連携協力することは必要不可欠です。だからこそ、人との繋がりを大切にすることが重要だと考えています。皆さんもこれから試験を受ける上で是非これらのことを参考に、自分自身の力を信じて受験に臨んで欲しいと思います。