2023年3月 文学部 英文学科 卒業
教員採用試験合格体験記
多くの先生のご指導をいただきながら…
それまで漠然とした気持ちで教師を目指していた私が、絶対に教師になると強く心に決めたきっかけは、教育実習で教師という仕事のやりがいを感じたからでした。
私は大学4年の6月、母校である中学校で3週間教育実習を行いました。私は実習中、毎日担当学級の生徒全員に話しかけることを目標に取り組みました。最初はなかなか反応を示さなかった生徒も、時間が経つにつれて生徒の方から進んで話しかけてくれるようになりました。それに合わせて、私の授業でも積極的に発言をする生徒が増えてきました。このような教育実習での経験から、私が頑張った分、生徒は様々な形で返してくれることに気づき、とても嬉しく思いました。これが私の教師を志すきっかけとなりました。
教員採用試験に向けての勉強は、大学3年の夏休みから本格的に始めました。主に市販の参考書や教職の授業で使った教科書、プリントなどを基に学習を進めました。東京都の一次試験は教職教養だけでなく、論作文もあったので、先生に添削をお願いし、ご指導いただきました。そして一次に無事合格し、二次試験は個人面接、集団討論(面接)、英語の実技(オーラルプレゼンテーション)でした。面接指導は主に夏休みに行われた対策講座や教職の授業で練習しました。英語の実技は英文学科の先生にご協力いただき、週に1日、オンラインでの練習をしてきました。
私が教員採用試験に合格できたのは、このような周りの先生方のご指導があったからだと思います。このことを忘れずに、東京都の教員として、今度は私が支えていく存在となって、生徒の力になれるように頑張っていきたいと思っています。