教員別卒業論文テーマ(2022年度)
2022年度 文学部 国文学科 卒業論文 題目
池田三枝子ゼミ(上代文学)
古事記に見られる末子相続譚
万葉植物の呪力
黄泉の国神話研究ギリシア神話と比較して
『古事記』における祭祀と呪具 —天孫降臨神話を中心に—
日本神話におけるタカミムスヒ
古代における「食」 —黄泉の国神話を中心に—
三貴子の誕生
古事記における火中出産
黄泉の国?根の堅州国の設定意義
舟見一哉ゼミ(中古文学)
柏木の恋 —現代のアイドル?オタクから考える—
『百人一首』という秀歌撰が与えた歴史への影響 ‐定家にとっての優れた歌人とは‐
怪異と怪談話 —中国文学と日本文学を中心に—
『伊勢物語』の韓国語訳から読み解く異文化コミュニケーション
『竹取物語』享受者によって変わるかぐや姫像
『源氏物語』の映像化 —魅せ方と観え方—
散文における掛詞的用法 ~夢よりもはかなき「世の中」~
和歌から読み解く小野小町の人物像 —恋歌を中心に—
清少納言はなぜ「春はあけぼの」としたのか
袖の涙 ~『後拾遺和歌集』恋一から恋四を比較して~
中古文学作品のコンテンツ性 -古典が現代の大衆に興味をもたれるには-
「筒井筒」享受論 —変化する理想の女性像—
『古今和歌集』における恋部の配列 —享受者による解釈を中心に—
「稚児物語」における稚児の生死
鳥歌に重ねる〈心〉 —『古今和歌集』四季部?恋部を中心に—
実践女子大学所蔵古筆切の観察 -料紙に施された装飾-
『土左日記』の語り手をめぐる試論 —ナレーターは誰か、何処にカメラはあるのか—
大橋直義ゼミ(中世文学)
『白峯寺縁起』考 —崇徳院説話と寺院史—
熊野への旅路 ‐『一遍聖絵』『とはずがたり』の時代を中心に‐
後白河法皇と大原御幸語られる側の論理
『宝蔵絵詞』と熊野?稲荷信仰
日本中世の仏伝 —『釈迦の本地』における親子関係—
佐藤悟ゼミ(近世文学)
「江戸時代化粧の諸相」 ~白黒赤の世界~
「白粉」から見る江戸の化粧と美白文化
日本文化の中の和菓子 ‐江戸時代を中心に‐
江戸時代の食文化の研究 —健康という視点から—
『談林十百韻』の研究
『武家義理物語』の研究
着物の発祥と変遷
「雨月物語から見る上田秋成の世界観」
江戸時代の旅行?寺社参詣についての研究
草双紙における猿の描かれ方について
江戸時代の双六
椿と文学
江戸時代の朝顔について
髙倉家と武家装束 —宝暦事件と徳川家斉の昇進儀礼—
理想のヒーロー像について
江戸時代における「紅」
酒と文学
河野龍也ゼミ(近現代文学)
「人間失格」論 —酔生夢死こそ我が運命—
お前のせいで僕は??? —芥川龍之介晩年作品における「分身」—
変幻する私 —中島敦「かめれおん日記」論—
武者小路実篤「友情」論 —意中の彼女は親友がお好き—
ストレイ?シープと呼ばれた学生たち —三四郎の苦悩—
季節を巡るピクニック —『ぐりとぐら』シリーズから見る絵本と子供の関わり—
森鴎外「青年」論 —青春小説「三四郎」と比較して—
清純と妖艶 —鏡花と綺堂の〈狐〉—
太宰と二人の親友 —檀一雄と山岸外史—
本当に人情物語? —織田作之助「夫婦善哉」論—
遠野の人々と「妖怪」のくらし —「遠野物語」に描かれた生活様式から—
どっちみち、百年たてば —江國香織『すみれの花の砂糖づけ』論—
永久の水妖 —鏡花と公房の人魚像を比較して—
「百合」?いいえ、「エス」! —乙女たちのヒメゴト—
物語は誰のものか —森見登美彦『熱帯』論—
奪った女と失った男 —「濁つた頭」「范の犯罪」における罪—
欲望渦巻く海 —小川未明「赤い蝋燭と人魚」論—
川端康成の孤独 ‐なぜ女に固執するのか‐
棚田輝嘉ゼミ(近現代文学)
魔力をもつ女 ——夢野久作の描く女たち——
恋に狂う者たち ––江戸川乱歩が描く変態心理––
魔法使いとマグルの境界 ——『ハリー?ポッター』が愛される理由——
犯罪≠悪 ——伊坂幸太郎作品における悪の意味——
泣かない青鬼 ——浜田廣介泣いた赤鬼論——
爆笑必至エッセイ ——さくらももこは大人なのか——
時子の哀しみ ——江戸川乱歩『芋虫』をめぐって——
人気な脇役 —少年マンガキャラクター分析—
君の名は希望 ——末満健一作品にみる名付けの意義——
毒 ——湊かなえ作品における交わらない母娘——
清水依与吏の自己認知 ——比喩表現で伝える——
拒絶と信頼 ––住野よる作品における幸福––
やるしかない。やらないなんてないから。 -加藤シゲアキ作品における対立の構図-
人からヒトへ --現代に蘇る文豪--
美化される死の病 ——日本近現代文学における結核という表象——
活字が立ちあがるとき —小説と演劇をめぐって—
世界一のお嬢様 ——『メイちゃんの執事』の真髄——
ホウキで飛ぶ女の子 —現代日本文学における魔女像—
愛する者の強さ ——矢沢あい『NANA』における対照的な二人を巡って——
福嶋健伸ゼミ(国語学)
小説における女性文末詞が役割語化したのはいつか —1990年代に復活した「かしら」「わね」「だわ」は役割語ではないか—
福岡県北九州市方言のアスペクト形式の変遷 ??現在「~チャル」は「~てあげる」の意味でアスペクト形式ではない??
「移動教室」の本来の意味と認識の齟齬教室間の移動という用法は一般認識なのか
「おかえりモネ」に見られる方言のリアルさを測定する —「なんちゃって方言ドラマ」の衰退—
優秀な作文は読点を打つ位置を絞り込むので主題を表す「は」の後に機械的に読点を打つことはない —作文コンクールの受賞作品と国語教科書の比較—
大正から昭和までの童謡にみるオノマトペの変遷 ?時代ごとに異なった特徴がある?
初等教育の国語の教科書における教材化の壁 —小学校学習指導要領や教科書編修趣意書の功罪—
千葉県南部地方の方言は新方言などを用いることなく衰退する —「にっしゃ」「てっぱつ」等の古くからの方言は一部存続する—
世代の違いに注目した新潟県中越下越方言の研究 —「よろっと(そろっと)」等は若年層の方が使用率が高い—
静岡方言の過剰な装飾化 —扇風機の風にあたりながら「ずらー」ということ—
ツイート?リプライ?DMの順でエセ方言の使用率は下がっていく ?Twitterにおける方言使用の実態?
千葉県茂原市の中学生の方言意識 ?8割以上が方言を使用しているという意識はない?
スポーツ漫画とアニメにおける方言の扱いに関する研究 —東北弁話者だとあまり活躍できない—
聞き手と話し手の使用意識に注目した若者言葉のエセ方言に関する研究 -効果を意識する話し手と効果を感じない聞き手-
『不思議の国のアリス』の飲食物に関する訳語の変遷から外来語の定着時期を推定する ?1955年以前は全て「牛乳」だが1971年以降は全て「ミルク」?
熊本県熊本市の進行相を表すヨル?トルの使い分け ??1人称主語かどうかや配慮の有無での使い分けはない??
方言同士の意識的なコードスイッチン ?共通語のほかに関西共通語/播州方言でもスイッチする?
千葉県南部地方における高年層と若年層の方言調査 -「なんとば」は消えて「あおなじみ」は生き残る-
山田里奈ゼミ(国語学)
若者言葉?流行語における発生源と変化のはやさ —女子大学生の使用実態について—
J-POP歌詞における傾向と時代による変化
男性アイドルの宣伝文句?紹介文における語彙の変遷 —女性ファッション誌『ViVi』の調査からの考察—
オノマトペの色彩表現
「バイト敬語」における若者の認識とその環境について
MCバトルにおける押韻構成の変遷と効果
接客の場面で使われる敬語表現の誤用と広まりについて
打ち言葉における男女間の違いについて
敬語表現の誤用と若者の敬語意識について
関ジャニ∞の楽曲から見る関西弁が歌詞に及ぼす効果
オノマトペが商品に与える効果
やばいとエモいの用法 –共通点と相違点–
「普通に」が表す程度について
アンケートからみる「かわいい」の意味と使用について
「大丈夫」の使用範囲について ?「大丈夫」は若者言葉に含まれるのか?
日本語版漫画と英語版漫画における表現の違い -オノマトペを中心に-
『NARUTO-ナルト-』主題歌とストーリーの関係性
山内博之ゼミ(日本語教育学)
ファッション雑誌のコピーに関する研究
神社と寺の命名に関する研究 —京都市と札幌市を対象として—
心に響く言葉に関する研究 -ディズニーの名言を中心として-
「痛み」を表すオノマトペに関する研究
マンション広告のキャッチコピーに関する研究 —大都市と地方都市の比較—
髪をまとめる表現に関する研究 —「結ぶ」「結う」「束ねる」「しばる」「くくる」の使い分け—
「後悔する」「悔やむ」「悔いる」の使い分けに関する研究
「イメージする」と「想像する」の使い分けに関する研究
小学校の教科書に掲載されている児童文学作品に関する研究 -形態素解析による学年別の分析-
「教育する」と「指導する」の使い分けに関する研究
宝塚歌劇団の歌詞の研究
前後関係を示す表現に関する研究
「目標にする」「目指す」「志す」の使い分けに関する研究
「重要」「大事」「大切」の使い分けに関する研究
外国映画の邦題に関する研究
「永久」「永遠」「ずっと」の使い分けに関する研究
「アクセスする」「接続する」「つなぐ」の使い分けに関する研究
「プリキュア」の歌詞に関する研究「戦隊ヒーロー」との比較を中心に