教員別卒業論文テーマ(2024年度)
2024年度 文学部 国文学科 卒業論文 題目
田中靖彦ゼミ(漢文学?中国文学)
日本と中国における昔話の類似点と相違点
魚玄機研究男性詩人への憧れについて
『柳毅伝』から見る唐代の恋愛観 ー他作品との比較を通してー
桃花源記から見る理想郷について
池田三枝子ゼミ(上代文学)
ヤマトタケル論 —古事記における英雄像—
万葉集における「椿」
『古事記』における豊玉毗売神話の異類婚について
古代の霊魂観 —『古事記』『万葉集』の死と恋—
『万葉集』における花について
建御名方神と諏訪の神
大伴旅人と虚構作品 —「梧桐の日本琴の歌」と「松浦川に遊ぶ歌」から見る世界観—
名雄略天皇御製歌を中心に
巨人伝説の研究 —常陸国風土記を中心に—
家持と坂上大嬢の贈答歌群におけることばの研究
大伴家持の七夕歌
異類婚姻譚 ー豊玉毗売を中心にー
〈黄泉戸喫〉と創作物 —人間が表現するフィクションの不変的テーマを探る—
上代日本における樹木信仰
「タケミカヅチ論」
額田王研究 —現代でも愛され続ける理由について—
『日本書紀』箸墓説話の研究 —「巫女」の死の意味—
反乱を起こした女性 —女鳥王を中心に—
イハナガヒメから見る美醜
防人歌研究
舟見一哉ゼミ(中古文学)
『枕草子』を通して見る日本の推し活文化
多種多様な恋歌を使用して中学校国語科古文の学習者の学習意欲を高める方法
恋歌の配列構造にみる「時系列」 —『新古今和歌集』の恋部配列とアルバムの順序を比較して—
文化の継承における実体験の重要性 ~百人一首とかるたの歴史から探る~
『源氏物語』「浮舟」巻の浮舟像 —明融本と尾州家河内本の本文異同から考える—
和泉式部の代作歌 —代作者としての和泉式部とは—
中古文学史における「夢」表現の変遷『竹取物語』から『とりかへばや物語』を辿って
百人一首と絵を繋げる ?時代を超え現代へ?
挽歌?哀傷歌からみる心情表現悲しみの認識について
時間帯における感情の変化は平安時代にもみられるのか —三代集恋歌に着目して—
『伊勢物語』を絵本で表現することの効果 ?二条の后を中心に?
「歌の家」としての大中臣家の衰退 —『郁芳門院安芸集』を中心に—
蘆屋道満の人物像 —悪の陰陽師はどうして生まれたのか—
武士の和歌 —摂津源氏たちの特徴と詠歌傾向—
海の変遷『古今和歌六帖』と『海のうた』の比較から
生み出される文字表現の世評は男女によって異なるのか
八代集に見える男性同士の贈答歌 —平安の描かれざる恋—
平安のラブストーリー再発見 —『伊勢物語』の裏に潜む男性同士の恋愛—
大橋直義ゼミ(中世文学)
「かわいい」論 —『枕草子』を中心とした女房文化圏において—
遊女が往生を選ぶとき —法然上人絵伝考—
『玉藻前物語』論 —音楽説話と陰陽道説話—
平将門と怨霊 —将門怨霊化の契機—
天神信仰成立以前
物語における手紙 —『薄雪物語』を中心に—
『箱根権現縁起絵巻』と地獄
江戸時代における化粧文化について
山内博之ゼミ(日本語教育学)
「苦しい」と「しんどい」の使い分けに関する研究
「いったん」と「いちど」の使い分けに関する研究
「まあ」の意味?用法に関する研究
「いつか」の意味?用法に関する研究 —「いずれ」「そのうち」との比較を中心にして—
接頭辞「お?ご」の使用傾向 —聞き手と話し手の属性に基づく分析—
「間違う」と「間違える」の使い分けに関する研究
いわゆる「改まった表現」に関する研究 —「改まっていない表現」との比較を中心に—
「驚く」と「びっくりする」の使い分けに関する研究
「ゆったり」と「のんびり」の使い分けに関する研究
「任せる」と「委ねる」の使い分けに関する研究
「ひやりとする」と「ひやっとする」の使い分けに関する研究
多義語「沼」の意味?用法に関する研究 —「海」「湖」「池」「淵」との比較を中心に—
「甘い」の多義構造に関する研究
「全然」と「全く」の使い分けに関する研究
「プリキュア」と「アイカツ!」の歌詞の比較
「エグい」「えげつない」の意味?用法に関する研究従来の用法から若者言葉的用法まで
「うるさい」と「やかましい」の使い分けに関する研究
「ようやく」と「やっと」の使い分けに関する研究
大原祐治ゼミ(近現代文学)
室生犀星「蜜のあはれ」における死生観
三島由紀夫と「仮面の告白」における美 —書き手と私の関係性—
文化資源(コンテンツ)と「文豪」 —『文豪ストレイドッグス』と『文豪とアルケミスト』における「文豪」をめぐって—
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」論川の表象の構造
自費出版でデビューした山田悠介という作家作品の賛否と世界観
市川春子『虫と歌』『25時のバカンス』論 —きょうだいの条件を中心に
平林たい子『施療室にて』論プロレタリア文学における女性の社会的地位と現代社会の問題点
文学作品と音楽の交差『アルジャーノンに花束を』とヨルシカの『アルジャーノン』に関する考察
織田作之助『それでも私は行く』論 —鶴雄?小田?君勇の描かれ方と主人公の選択—
死が与える主人公の変化 —村上春樹『ノルウェイの森』、住野よる『君の膵臓をたべたい』を比較して—
遠藤周作『海と毒薬』論 —呵責を感じない心の正体—
「吉屋信子から見る近現代の女性」
現代アニメーションにおける蝶と回復能力キャラクターの関係性 —『鬼滅の刃』と『文豪ストレイドッグス』から考える—
乱歩長編作品における女性像 —昭和四年前後の作品を比較して—
『少女病』『蒲団』を中心にみる田山花袋 —結局、田山花袋はどのような人物だったのか—
棚田輝嘉ゼミ(近現代文学)
空間が物語を作る —江戸川乱歩作品を覗いてみて—
中原中也の詩における色彩語の研究
少女の存在意義 —スタジオジブリ作品における少女像—
究極の選択 —少女マンガ愛の葛藤—
歪んだ愛情 —東野圭吾作品における家族の姿—
生きるということ —坂元裕二が描いているもの—
俺こそ主人公 !—漫画における脇役の底力—
文学作品における音楽表現の描かれ方 ~小説をめぐって~
文学で描かれる野球 —人間性や社会的背景への影響—
女として生きること ~日本と韓国文学を比較して~
家族とはなにか —是枝裕和が描く家族の多様性と社会問題—
夢のために生きる —ディズニープリンセスの変遷—
坂口安吾『白痴』における人間存在とは —ヤスパースの実存主義の観点からー
ブルナ?ルカーシュゼミ(近現代文学)
罪、罰、欲 芥川龍之介の童話作品の特徴について
海?植物?食事 —俵万智の表現の変遷
猫、犬、鳥 —夏目漱石の動物表象について
肺を侵食する病 —梶井基次郎の<肺病もの>に見る描写の変化
明治時代の障がい者教育と障がい者の表象 —国木田独歩「春の鳥」を中心に—
現実と非現実の対比 —『美しい星』にみる三島由紀夫の世界観
「ライ麦畑でつかまえて」と「キャッチャー?イン?ザ?ライ」 —二つの翻訳の差異から見える主人公像の違い
ゲームアプリ『ツイステッドワンダーランド』 ?世界観の原点とそこから見えるもの?
加藤シゲアキ『なれのはて』における家族の絆と断絶 ‐その意味と家族の未来への示唆
サンカの恋?社会との関係 田山花袋「帰国」を中心に
歌詞と原作小説の比較研究 YOASOBIの作品を題材に
文字として残る友情 芥川龍之介と久米正雄の交流
「人間椅子」と「屋根裏の散歩者」の比較研究主人公の心理と言動を中心に
福嶋健伸ゼミ(国語学)
共通語「片付ける」と大阪方言「なおす」の違い —「邪魔者をなおす」とは言いにくい—
文末にみられる「参る」の変化 —敬語史の観点から—
栃木と東京の音調とアクセントの調査 —「形容詞+ない?」を例に—
熊本方言「あとぜき」の研究 —受身の肯定形や使役形では使わない—
どの方言が印象に残りやすいのか —より北と南にある方言が印象に残る—
アニメ作品を用いた広島方言の役割語とイメージの研究 —「やさしい」「怖い」「あたたかい」—
漫画における大阪弁と京都弁のイメージの違い —大阪弁は元気が良いが商売人というイメージはない—
世代差に着目した宮崎方言の研究 —「降るコッセン」は衰退し「ヨダキー」は生き残る—
山田里奈ゼミ(国語学)
「推し?の定義 ‐類義語「ファン」「オタク?などとの関係‐
現代における「かっこいい」と「かわいい」の使われ方の違い —アイドル?アーティストに向けられた場合の比較—
『名探偵コナン』における話しことば —文末表現の比較とそこからみえるキャラクター像—
お嬢様への新しい認識 —漫画?ゲーム?配信からみる最新老虎机-老虎机游戏@の〈お嬢様ことば〉—
漫画『ハイキュー!!』におけるバレーボール技術の向上とオノマトペとの関係
流行語の使用状況と変遷 —ユーキャン新語?流行語大賞を中心として—
少女漫画と少年漫画における文末表現 ‐約10年前と現在の比較‐
近年における「大丈夫」を使った断り表現
ポップカルチャーにおける新たな属性表現 —「のじゃロリ」の特徴に注目して—
大学生へのアンケート調査から見る「推し」という言葉 —大学生による「推し」の認識とその傾向—
現代の女子大生が使用する「かわいい」の使用実態
少女向けコミックスにおける文末表現 —登場人物の敬語使用を中心に—
日本語における略語の変化と傾向 —雑誌からみる略語の特徴—
一人称代名詞の使い分けと成長による変化 —アンケート調査からの考察—
お笑い芸人のコンビ名における傾向と分類
若者言葉の定着 —ガチ、マジ、きまZ、やばいから見る—
現代におけるバイト敬語の社会的評価とその影響
若者の推しに対する程度過剰表現の使用 —「かっこよすぎて」「かわいすぎて」に後接する表現に着目して—